前節のレガネス戦を落としたバルセロナ photo/Getty Images
ローテーションが不十分か
今季はバルセロナがこのままラ・リーガを制するかと思われたが、ここへきて荒れ模様だ。バルセロナは先日のレガネス戦で決定機を決めきれぬまま0-1で敗北。
1試合消化が少ない2位アトレティコ・マドリードに勝ち点38で並ばれ、開幕直後は低調だったレアル・マドリードも勝ち点37まで数字を伸ばしてきた。
そして21日にはバルセロナとアトレティコの直接対決だ。ここでひっくり返る可能性があり、ラ・リーガは俄然面白くなってきた。
その勝負のゲームを前に、『ESPN』はバルセロナが危ない状況にあるのかと注目している。最大の注目ポイントは、指揮官ハンジ・フリックがどう対応するかだ。
「リーガの各クラブは、バルセロナのアイデンティティで強力な武器だったハイラインに対抗する術を理解し始めている。さらにフリックの選手たちは疲れているように見え、鋭さを欠いている。そしてフリックも、ローテーションを十分に行えていない。これが不調に拍車をかけているのは間違いない」
また開幕から絶好調だったFWロベルト・レヴァンドフスキに関しても、同メディアはパスやボールコントロールのミスが目立つと指摘。先発に固定すべきなのかと疑問を投げかけている。
タイミングの悪いことに、攻撃の軸だったFWラミン・ヤマルが負傷で1カ月ほど離脱することになった。17歳のヤマルに依存しすぎるのも問題だが、現在のバルセロナはヤマル抜きでは勝てなくなるとの評価もある。
このタイミングでのアトレティコ戦は危険だが、フリックはチームを立て直せるだろうか。
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