期限付き移籍でオサスナに加入したサラゴサ photo/Getty Images
母国に戻って復活
今年夏、ブライアン・サラゴサはバイエルン・ミュンヘンからオサスナに期限付き移籍で加入したが、この移籍は結果的に復調のための良いきっかけとなったかもしれない。
半年ぶりに母国スペインへ戻ったサラゴサは、今季のラ・リーガでは開幕戦から第15節セビージャ戦までの全試合に出場して1ゴール5アシストを記録。
ようやくグラナダ時代の姿を取り戻したサラゴサだが、約半年が経過した今でもバイエルンで過ごした日々は本人の中で苦い思い出として残っているようだ。バイエルンから請われる形で移籍を前倒しして今年3月に加入したにも関わらず、トーマス・トゥヘル前監督から冷遇され十分な出場機会を与えられなかった昨シーズン後半について、同選手はスペインメディア『Relevo』の取材に対して以下のように語っている。
「僕との契約はバイエルンにとって無意味だったと周りの人々から言われた。そうやってメディアは僕のことを片づけてしまった。両親もミュンヘンでの生活にとても苦労していた。僕はバイエルンからたくさんのことを約束されていたけど、そうした約束は守られなかった」(ドイツ紙『Bild』より)
「あそこでの生活に慣れるまでに多くの時間が必要だった。別の国で言葉や食事、リーグも違ったから、慣れるのに1カ月以上かかった」
サラゴサのレンタル期間は今シーズン終了までとなっていて、来年夏にはバイエルンに復帰すると見られている。