今季抜群の存在感を見せるカイセド photo/Getty Images
プレミアでは2試合を除いてフル出場
現在、プレミアリーグで4位につけるチェルシーは今シーズンより指揮官に就任したエンツォ・マレスカの下、かつての強さを取り戻しつつある。
そんなチェルシーで欠かせない選手として考えられていたのが昨シーズンよりチームに加わったコール・パルマーだ。
しかし、米スポーツ専門メディア『The Athletic』はモイセス・カイセドが今のチェルシーで最も替えが効かない選手であると綴っている。同メディアはパルマーがチェルシーの攻撃の中心であり、欠かせない存在であることは間違いないが、数試合であればクリストファー・エンクンクやジョアン・フェリックスといった選手で穴を埋められると主張。一方で、豊富な運動量と守備面での活躍ぶりを考えると、今のチェルシーにはカイセドの代わりとなる選手がいないという考えだ。
同メディアによると、カイセドのタックルとインターセプトを合わせた回数(93回)はプレミアトップだという。このデータからも中盤のフィルター役としていかに重要であるかわかるが、同メディアはカイセドの出場時間にも注目。
カイセドはこれまでプレミアリーグ20試合に出場し1ゴール3アシストを記録。プレイ時間は1777分とチーム内では最長となっており、全試合スタメンはパルマーとカイセドのみだという。またカイセドは2試合を除いてフル出場を続けており、マレスカ監督も同選手に絶大な信頼を寄せていることが読み取れる。
昨シーズンは1億1500万ポンドという超高額な移籍金がプレッシャーになっていたようにも見えたが、今シーズンのカイセドはついに本領を発揮しているように思える。中盤としてはもちろん、右SBで起用された時でも高いパフォーマンスを見せるカイセドはマレスカ・チェルシーの最重要選手と言えるだろう。