サウサンプトン戦でハットトリックを決めたアマド・ディアロ photo/Getty Images
チームで唯一称賛できる選手との評価
「現時点ではアマド・ディアロだけがユナイテッドで称賛に値する選手だ」
『ESPN』は現在のマンチェスター・ユナイテッドについてこのように表現しているが、決して大袈裟ではないだろう。マンUは16日にプレミアリーグ第21節でサウサンプトンと対戦したが、ディアロがいなければ0-1で負けていたかもしれない。
リードを許したまま終盤を迎えたチームを救ったのがディアロで、82分から立て続けにゴールを決めてハットトリックを達成。マンUは何とか3-1でサウサンプトンを退けた。
今やすっかりチームの救世主となったが、サポーターもディアロの実力に驚いているかもしれない。前監督のエリック・テン・ハーグ体制では主力に入っていなかったからだ。同メディアもなぜテン・ハーグがディアロを見逃していたのか理解に苦しむと振り返る。
「現時点ではアマド・ディアロだけがユナイテッドで称賛に値する選手だ。ここ1ヶ月ほどを振り返ると、彼はマンチェスター・シティ戦で決勝ゴール、リヴァプール戦では同点ゴール、そして最下位サウサンプトンに負けそうだったチームを救ったのだ。ユナイテッドの最重要選手となったわけだが、元監督のテン・ハーグに長期間見過ごされていたとは信じられない」
「アモリムはディアロのような選手を2人は欲しいと願っていることだろう。10番の位置とウイングバックの両方に彼が必要だ。彼ほどのエネルギーを備え、相手にプレッシャーをかけられる能力を持った選手がもっと必要だ」
ディアロの出番が本格的に増え始めたのは、ルート・ファン・ニステルローイ暫定監督体制からだ。結果論ではあるが、もっと早い段階からディアロを主力に据えておくべきだったのだろう。