CL初ゴールを決めたジュリアーノ・シメオネ photo/Getty Images
父親譲りの気迫を見せる
CLリーグフェーズ第8節でザルツブルグに完勝し、5位でノックアウトフェーズ進出を決めたアトレティコ・マドリード。この試合で活躍したのは、ディエゴ・シメオネ監督の息子ジュリアーノ・シメオネだった。
試合開始からわずか5分、そのジュリアーノ・シメオネがペナルティエリアの右側からシュートを決め、幸先よく先制すると、8分後には彼のクロスから、アントワーヌ・グリーズマンが合わせてアトレティコが追加点。この2点に繋がる活躍で、チームは4−1でザルツブルグに完勝した。
そのジュリアーノ・シメオネは、同クラブの下部組織出身で、サラゴサやアラベスへのローン移籍で成長を遂げ、今季からトップチームでプレイしている。父親譲りのパワフルかつスピードを全面に押し出した魂のこもったプレイを見せ、チームに貢献し続けている。
ザルツブルグ戦後の会見でシメオネ監督は、そんなジュリアーノを称賛。「彼は良いキャリアを過ごしている。私が彼について強調したいのは、放っているエネルギーの強さだ。その強さは明らかに他の選手とは違う。あのようなエネルギーは、持っているかいないかそれだけだ。それを保ち続けてくれることを願っている」と語った。
勝ちにつながる決定的な活躍ができるようになったジュリアーノの成長は、アトレティコにとって念願のCL優勝に向けて追い風となるに違いない。ラウンド16では、マンチェスター・シティとレアル・マドリード、バイエルンミュンヘン、セルティックのいずれかのチームと対戦することになる。