マンチェスター・シティのサビ―ニョ photo/Getty Images
シティで存在感を放っている
ブラジルの名門アトレチコ・ミネイロでキャリアをスタートさせ、2022年にシティ・フットボール・グループのトロワに移籍したサビ―ニョ。その後リーガエスパニョーラのジローナでブレイクを果たし、今季CFGのフラッグシップクラブであるマンチェスター・シティに加入した。
ブレイクが期待されていたオスカー・ボブの負傷もあって加入当初から出番を得ており、プレミアリーグ第19節レスター戦では1ゴール1アシストの活躍で、不調に陥っていたシティを救っている。
『The Sun』ではサビ―ニョのアトレチコ・ミネイロ時代を振り返っており、当時のコーチであったジョアン・パウロ・アウベス・デ・パウラ氏に話を聞いている。
「サビ―ニョは20人ほどの子どもたちのグループにいて、私が唯一選んだ子でした。彼は12歳で、他の子たちよりも1つ年下でしたが、圧倒的に優秀な選手でした。当時のアトレチコ・ミネイロには12歳以下のチームはなかったので、彼は最初から年上の子たちと対戦していました」
「トライアルで彼を見た時、私は思わず倒れそうになった。彼のスキルとドリブル能力は同年代の中で飛び抜けたものだった。それからの3年間でサビ―ニョは大きな成長を遂げ、大人顔負けのゴールを決めていました」
「しかし、サビ―ニョがU-14のチームに入った時、当時の監督は彼を気に入りませんでした。監督はサビ―ニョはベンチに置き続け、起用したとしても左SBでした」
「サビ―ニョのポジションはWGです。あのコーチがやっていることは本当に信じられなかった。あのミスはサビ―ニョのサッカー選手としてのキャリアを台無しにしていたかもしれない」
その後、サビ―ニョをベンチに置いた監督はクラブから解雇され、デ・パウラ氏がU-14の監督としてサビ―ニョの指導にあたったという。クラブのこの決断がなければデ・パウラ氏の言うようにここまでの選手になっていなかったのかもしれない。