選手との確執が報じられたコンセイソン監督 photo/Getty Images
運も味方しドロー
ミランのセルジオ・コンセイソン監督が、ミラノダービー後の会見で、噂されているチームの確執について言及した。
ミランは日本時間2月3日に、インテルとのミラノダービーを戦った。
互いに勝ち点1ずつを分け合ったミランだったが、ライバルであるインテルとは力の差を感じる試合内容であった。相手の強力な攻撃陣に終始、攻め込まれ、ミランは3度ポストに救われるなど、運も味方して何とか引き分けをもぎ取ったという印象だ。
試合後の会見では、セルジオ・コンセイソン監督もこの日のチームのパフォーマンスに満足しているわけではなく、改善点をこのように語った。
「前半は少し高い位置でプレスをかけようとしたが、統率がうまくいかず、カウンターを受けてしまう重要なスペースを空けてしまった」
「ハイプレスによって、タミー・アブラハムが高い位置でボールを奪った後、得点に成功したが、まだこの点については改善しなければならない。姿勢は正しかったが、まだ改善の余地がある。この点については全員が同意している」
全員の同意が取れていることを強調し、チームの統率が取れていることを示唆したコンセイソン監督。続けて記者から先日、噂になった一部の選手との確執について質問が飛ぶと「私は過去にもこのような特徴を持つチームを率いてきた。時間が足りないのは事実。私の将来について噂はあったが、私はまだ到着したばかり。車の中にまだ荷物が残っているのに、メディアはもう私を追い出そうとしている。騒ぎは大きいが、真実ではないこともある」と述べた。
依然として、強豪復活の期待に敵うほどの結果は出せていないミランだが、今後どのように立て直していくのか。引き続き、コンセイソン監督の手腕に注目が集まる。