プレミアリーグで評価を高めているイサク photo/Getty Images
ライバルが補強を進める一方で静かな冬となった
今冬の移籍市場ではストライカーやWGなど補強ポジションがあったにもかかわらず、動くことはなかったアーセナル。積極的だった夏の市場とは一転して静かな冬となった。
『Mirror』によると、アーセナルが冬に動かなかったのは来夏大きく動くためであり、すでに次のマーケットで狙う具体的な選手の名前が浮上しているという。
ストライカーでいえば、ニューカッスルのアレクサンデル・イサク、ライプツィヒのベンヤミン・シェシュコ、アストン・ヴィラのオリー・ワトキンスの名前が挙げられている。本命はシェシュコで、イサクも候補ではあるものの、彼を獲得するには1億5000万ユーロ、日本円にして約237億円と高額な移籍金が必要になってしまう。ワトキンスの実力は確かだが、来年で30歳になるためより若いシェシュコが評価を高めているようだ。
ラヒーム・スターリングが退団予定となっているWGにはアスレティック・ビルバオのニコ・ウィリアムズの名前が挙がっている。ただ、本命の獲得はストライカーとなっており、そちらが優先されるとのこと。
中盤ではトーマス・パーティとジョルジーニョが今季限りで契約満了となるため、新たなスターが必要になる。そこでターゲットとなっているのがレアル・ソシエダのマルティン・スビメンディだ。今夏リヴァプールが彼を狙ったが個人合意に達することができず、獲得を断念している。レアル・マドリードも獲得を狙っており、来夏での争奪戦は避けられないだろう。
守備陣でいえばキーラン・ティアニーがセルティックに復帰濃厚となっており、オレクサンドル・ジンチェンコとヤクブ・キヴィオルは出場機会の少なさから移籍を考えているといわれている。そこでアーセナルはアヤックスのヨレル・ハトに関心を寄せており、前述した3人が抜けた場合、彼に左SBを託すようだ。
GKはボーンマスからレンタル中のネトが今季限りでチームに戻るようで、その代役としてエスパニョールのGKジョアン・ガルシアの名前が挙がっているが、ダビド・ラヤが健在であることを考えると、3000万ユーロ、日本円にして約47億円の契約解除条項が少し高額なのかもしれない。
アーセナルは来夏FWからGKまで満遍なく補強を考えているようだが、どこまで実現するのだろうか。注目したい。
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