キール戦でのフランクフルトの選手達 photo/Getty Images
今年いまだ負け知らず
オマル・マルムシュの活躍もあって今シーズンは開幕から好調を維持してきたフランクフルトだが、1月にマルムシュがマンチェスター・シティに移籍してからも成績が全く落ちていないことから、彼らの実力は一過性の勢いではなく本物と見ていいだろう。
フランクフルトは16日(現地時間)に行われたブンデスリーガ第22節ホルシュタイン・キール戦でも序盤から相手を圧倒し、18分に期待の若手ヒューゴ・ラーションが右サイドからのクロスボールの折り返しをゴールに押し込んで先制点をあげると、37分にはコーナーキックからルーカス・トゥータが追加点。
首位バイエルン、2位レヴァークーゼンとともに今年に入ってからまだリーグ戦で無敗。さらに現在5位のフライブルクとは勝ち点6差で来シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権が得られる4位以内確保にも余裕が出てきた。
こうしたチームの充実ぶりにフランクフルトのディノ・トップメラー監督もチーム自信を深めている。同監督は次節対戦予定のバイエルンにも勝つチャンスは十分にあると考えているようだ。
「我々はもはや良い試合をすることだけを望むチームではない。ビッグクラブが相手でも勝ち点3を狙う。我々にはバイエルンをも痛めつけるような武器がある」(ドイツ紙『Bild』より)
現在の好調ぶりに加えて、18日にセルティックとCL決勝トーナメント・プレイオフ2ndレグを戦ってから週末のリーグ戦に臨むバイエルンよりもフランクフルトのが日程面で有利であることを考えると、フランクフルト戦がバイエルンにとって非常に難しい試合になることは間違いないだろう。