シティに完勝した首位リヴァプール Photo/Getty Images
もうどこも追いつけないか
プレミアリーグ第26節、マンチェスター・シティとリヴァプールの一戦はリヴァプールの完勝に終わった。前半のうちにモハメド・サラーとドミニク・ショボスライのゴールで2点のリードを手にすると、後半は強固な守備でシティにチャンスを与えない。
結局2点のリードを守り切ったビジターチームが勝利した。
1試合消化が多いが、2位アーセナルに勝ち点差11をつけることになったリヴァプールは、これでタイトル奪取に向け足場をしっかりと固めた。英『Daily Mail』のオリバー・ホルト氏は「この日はリヴァプールがリーグ優勝を果たした日として記憶されるだろう」と綴った。
ここから他のチームが逆転するシナリオは極めて想像しにくくなった。2位アーセナルはウェストハムに敗戦した試合が示してしまったとおり、怪我人による前線のコマ不足が致命的だ。リヴァプールとの直接対決を残してはいるが、ブカヨ・サカやガブリエウ・マルティネッリが戻ってきたとしてもコンディションはベストとはほど遠いだろう。
3位ノッティンガム・フォレストはニューカッスル戦で12分間のうちに4ゴールを叩き込まれてしまい、こちらも敗戦。現状で勝ち点差は17であり、さすがにひっくり返すのは厳しい。戦力的にはリヴァプールやアーセナルと比ぶべくもない規模であり、彼らの場合は躍進を讃えるべきか。
スケジュールを見ればリヴァプールも厳しいことには違いないが、サウサンプトン戦、レスター戦など勝ち点を計算できそうな試合がいくつかあり、ここから大幅な取りこぼしを期待するのは非現実的といえる。まだ2月が終わっていないが、プレミアリーグのタイトル争いはすでに決着してしまったのだろうか。
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