ラモスはモンテレイに加入 photo/Getty Images
ラモスが加入したモンテレイはCWCで浦和とも対戦
23日、メキシコのモンテレイで38歳の元スペイン代表DFセルヒオ・ラモスがキャプテンマークを巻いてピッチに立った。
今冬にモンテレイと契約を結んだラモスは、22日に行われたリーガMX・クラウスーラの第8節サンルイス戦に先発。
ラモスは昨夏にセビージャを離れてからフリーの時間が続いていたが、モンテレイはなぜラモスの獲得に動いたのか。そこには、今夏に迫るクラブワールドカップ(CWC)への強い思いがある。
今夏のCWCより出場チーム数が32に拡大し、メキシコからはモンテレイ、クラブ・レオン、パチューカが参戦する。このCWC拡大については、ますます過密日程になると批判的な声もある。しかし英『The Guardian』は、メキシコ勢がこのCWCに賭けていると伝えており、アメリカで開催される新たなCWCにメキシコ勢は強い思いがあるようだ。
経験豊富なラモスの獲得はそこへ向けた強化策の一貫であり、今季はセビージャやアトレティコ・マドリードでもプレイしてきたアルゼンチン代表MFルーカス・オカンポスも獲得している。モンテレイはグループステージで浦和レッズとも対戦する予定となっており、ラモスとのバトルを楽しみにしている浦和サポーターも多いはず。
クラブ・レオンではコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスが加入した他、現役引退を表明していた元メキシコ代表MFアンドレス・グアルダードの引退撤回も取りつけた。これもレオンがCWCでの成功にこだわっていたことが関係しており、クラブ側がグアルダードに引退撤回を何度も要求してきたという。
果たしてベテランたちの力でチームはどう変わるのか。CWCへのモチベーションはクラブによって様々かもしれないが、メキシコ勢は100%本気だ。