バイエルンの伊藤洋輝 photo/Getty Images
レギュラー2人の長期離脱が決定
3月の代表ウィークが終わって今週末から各国のリーグが再開するが、バイエルン・ミュンヘンは最悪とも言える状況で週末のブンデスリーガ第27節ザンクトパウリ戦を迎えることになった。
まず左サイドバックのカナダ代表DFアルフォンソ・デイヴィスがアメリカ代表とのConcacafネーションズリーグ3位決定戦で右膝を負傷。
さらにセンターバックのレギュラーであるダヨ・ウパメカーノも招集されていたフランス代表の活動中に左膝の軟骨を痛め、復帰は早くても5月下旬頃と見られている。
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)ではインテル・ミラノとの準々決勝を控えていて、さらにブンデスリーガでも現在首位に立ってはいるものの2位レヴァークーゼンとの勝ち点差は前節終了時点で6ポイントまで縮まっている。こうした状況でディフェンスラインのレギュラー2人を一気に欠いたことはバイエルンにとって相当な痛手であることは間違いない。
デイヴィスとウパメカーノが抜けたことで、左利きでセンターバックもサイドバックもできる日本代表DF伊藤洋輝の重要性が一気に増すことになるのは確実だろう。特に左サイドバックに関しては伊藤の他にポルトガル代表MFラファエル・ゲレイロもレフティーなので候補になり得るが、同選手は守備に難があると批判されることも多く、デイヴィスが不在であれば伊藤が先発で起用される可能性が高い。
ブンデスリーガの公式サイトも、ザンクトパウリ戦ではデイヴィスに代わって伊藤が左サイドバック、エリック・ダイアーがウパメカーノに代わってセンターバックでそれぞれ起用されるだろうと予想している。