試合後、オライリーを称賛するペップ photo/Getty Images
後半から出場で2アシスト
FAカップ準々決勝でボーンマスと対戦し、2-1の逆転勝利を飾ったマンチェスター・シティ。準決勝進出を決め、今シーズン唯一残っているタイトルへの望みを繋げた。
シティはこの試合の前半ボーンマスのハイプレスに苦しみ、劣勢を強いられた。PKなどアーリング・ハーランドに2度の決定機が訪れたものの、ストライカーはこれを仕留めきれず、0-1の状況で後半を迎えた。
アウェイのシティにとっては嫌な流れだったが、そんなムードを一変させたのが、後半から出場した20歳のニコ・オライリーだ。本職は中盤の選手だが、左SBでの起用も多く、この試合でも左SBで出場。
すると、後半開始早々の49分、絶妙なタイミングでオーバーラップし、デ・ブライネからパスを受けると、ハーランドへの絶妙なクロスでアシスト。さらに63分にはオマル・マルムシュのゴールもアシストした。
身長は193cmとサイズもあるオライリーは守備面でも存在感を示し、前半苦しめられたセメンヨをほぼ完封。『SofaScore』のデータによると地上戦のデュエルは3回中2回勝利、空中戦は2回中1回勝利している。
FAカップ5回戦のプリマス戦でも2ゴールを決め、この日は2アシストを記録しチームを勝利に導いたオライリー。シティアカデミー出身の20歳にチームメイトのベルナルド・シウバも脱帽したようで、試合後、『ITV Sport』にて次のように絶賛した。
「彼は信じられないほどだった。プリマス戦に続き彼が試合に与える影響力と、彼が試合にもたらしたエネルギーが試合の流れを完全に変えた。彼の勝利は当然のものであり、嬉しく思うし、それが我々に必要なことだった」
今シーズンはここまでトップチームでの出場は10試合でプレイ時間は553分と限られているオライリー。しかしFAカップだけを見ると4試合で3ゴール2アシストと素晴らしい数字を残している。
スピードやフィジカル、さらには足元の技術にも優れているオライリーは着実な成長を見せているが、ペップ・グアルディオラはもっと同選手を信頼し、起用していってもいいかもしれない。そう思わせるパフォーマンスをアカデミー卒の新たな逸材は見せたと言えるだろう。
投入からわずか2分で
— U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) March 30, 2025
マルムシュが大仕事
ハーランド負傷の
アクシデントを跳ねのけ
シティが逆転
アシストはまたしてもオライリー
途中出場の2人が結果を残す
FAカップ準々決勝#ボーンマス v #マンチェスター・C
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