トッテナムのヴェルナー Photo/Getty Images
去就は不透明に
ティモ・ヴェルナーの未来はますます不透明になっている。トッテナムとRBライプツィヒのどちらからも必要とされていない状況に陥っているようだ。
29歳のドイツ代表FWは2024年1月にトッテナムへローン移籍し、その後、契約が延長され、今季終了まで在籍する予定だった。当初は一定の評価を得ていたが、現在では状況が一変。今シーズンのプレミアリーグでは18試合に出場し無得点、全コンペティションを含めても21試合でわずか1ゴールにとどまっている。トッテナムには850万ポンドで完全移籍できるオプションがあるものの、現時点で買い取りの可能性は低いと見られている。
ライプツィヒのスポーツディレクターであるマルセル・シェーファー氏も、「ローンは期待していたほどうまくいっていないと思う」と発言。さらに「このクラブには新鮮な空気、新しい精神が必要だ」と述べており、ヴェルナーの将来が不透明なことを示唆している。
さらに、トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督も厳しい評価を下している。昨年12月のヨーロッパリーグ、リーグフェーズ第6節でのレンジャーズ戦後、ヴェルナーを前半で交代させたことについて「彼はドイツ代表なんだ。今の状況では選択肢がたくさんあるわけではないから、少なくとも全員が出場してベストを尽くすように努めてほしい」と批判。加えて「前半の彼のパフォーマンスは受け入れられなかった」と語り、不振のFWに対する期待が薄れていることを明かした。
トッテナムでの評価を大きく落とし、ライプツィヒでも構想外となりつつあるヴェルナー。