EL準決勝進出を決めたマンU photo/Getty Images
2戦合計スコア7-6で勝利
EL準々決勝2ndレグでリヨンと対戦し、5-4の逆転勝利を飾ったマンチェスター・ユナイテッド。
2-2で90分を終え、延長戦で一時2-4と2点のリードを許していたユナイテッドだったが、終盤に怒涛の追い上げをみせ、勝利。
「インスピレーションを得るために、1999年の(チャンピオンズリーグ決勝の)ドキュメンタリーを見た。チームは疲れてたよ。4対2で、もう終わったと思ったけど、ここでは決して終わらないんだ。ここでは何だってできる」
「これは多くのことを変え得る瞬間の一つだ。時には戦術面やフィジカル面だけに注目することもあるが、こうした瞬間は選手たちの心にも大きな変化をもたらすんだ」(英『Sky Sports』より)
1999年のCL決勝では後半ATに2得点を立て続けに決め、バイエルンを倒し欧州王者に輝いたユナイテッド。その時と同じようなリヨン戦での勝利は低迷に苦しむ選手たちのマインドを変えるきっかけにもなると指揮官は感じている。
ここ数年は度重なる指揮官の交代もあり、批判の方が多いユナイテッドだが、この試合を経て英『BBC』は「彼らは気概に溢れ、クラブの『決して諦めない』DNAを受け継ぎ、その目的のために全力を尽くす覚悟がある」と、名門復活に向けてポジティブな要素があることを伝えている。
準決勝の相手はアスレティック・ビルバオと簡単な相手ではない。しかし、ELを制覇すれば来シーズンのCL出場権を確保することができるため、ユナイテッドにとっては今夏大型補強を行うためにも欲しいタイトルだ。
リヨン戦での逆転勝利を低迷続くユナイテッドの“ターニングポイント”にできるか。