得点面でチームに貢献しているコヴァチッチ photo/Getty Images
ペナルティエリア手前の中央は彼のテリトリーだ
プレミアリーグ第33節エヴァートン対マンチェスター・シティの一戦は0-2でアウェイのシティが白星を挙げた。
試合が動いたのは終盤だ。
シティは78分以降に3選手を投入し、流れを変えた。ジェレミー・ドクは得意のドリブルでエヴァートン守備陣を切り裂き、マテオ・コヴァチッチは後半アディショナルタイムに得点を挙げ、試合を決めた。
コヴァチッチはこれが今季6ゴール目となり、リーグ戦ではキャリアハイの数字となっている。シティは得点の多くをアーリング・ハーランドに依存しており、コヴァチッチの6ゴールはフィル・フォーデンの7ゴールに次ぐチーム3位の数字となっている。
コヴァチッチの全6ゴールを振り返ると、ある特徴が浮かび上がってくる。それがボックス外からのゴールが多いということだ。『SofaScore』によると、6ゴール中4ゴールがボックス外からの得点となっており、これはシティでは最多の数字だ。
リーグ全体でみると、チェルシーのコール・パーマーが4ゴールでコヴァチッチと同率、彼らを上回るのはマンチェスター・ユナイテッドのブルーノ・フェルナンデスとウルブズのマテウス・クーニャの5ゴールとなっている。
シティでのボックス外からの得点といえばロドリやケビン・デ・ブライネの役割だったが、ロドリは今季負傷の影響でほとんどプレイしておらず、デ・ブライネも同様に怪我に悩まされている。
相手を押し込むことが多いシティにとってボックス外からのシュートは効果的な武器であり、実際に何度もミドルシュートからシティを救っている。面白いのがほとんどの得点がペナルティアーク内から生まれており、相手は今後「コヴァチッチゾーン」をケアする必要がありそうだ。
編集部おすすめ