クバルシのタックルのシーン。うまくボールを刈り取ったようにも見えたが…… Photo/Getty Images
大きなリードを奪われた
UEFAチャンピオンズリーグ準決勝2ndレグ、インテルとバルセロナの一戦は延長戦の末、インテルが合計スコア7-6の激闘を制して決勝進出を決めた。
インテルは後半にバルセロナの激烈な追い上げに遭ったが、前半のうちに2点をリードしていたのが効いた。2点目は、パウ・クバルシのファウルで与えられたPKによるものだった。
最初は笛が吹かれなかったこともあり、『Daily Mail』によればバルセロナのファンたちはあれはPKではなかったと激怒しているようだ。しかしVARの介入の結果PKの判定となった。『Amazon Prime』に出演していた元プレミアリーグのスターたちも、あれはPKだったと判定を支持している。ウェイン・ルーニー氏は「あれは100%PKだった」と語った。
「マルティネスの素晴らしいランだった。彼は賢い。足をそこに残していたんだ。ディフェンダーは足を出してしまった。私の意見では、明らかにペナルティだ」
ダニエル・スタリッジ氏も、マルティネスの狡猾さがクバルシを上回ったのだと語っている。
「彼はまだ18歳の若いDFだ。
「攻撃側としては、DFがペナルティエリアで飛び込んでくることを期待するものだ。それがまさに待ち構えていたんだよ」
結果的に、ここでPKをとられていなければ延長戦に突入することもなかった。クバルシのせいで敗れたというわけではないが、少しの経験の差が大きく明暗を分けてしまったといえるシーンだった。