パリ五輪女子団体と併せて二つのメダルを獲得した早田 photo/Getty Images
新しいスタイルを模索中
5月17日にドーハで開幕する卓球の世界選手権に臨む早田ひなが、この日行われた代表合宿の公開練習後に報道陣の取材に応じた。
早田は現在世界ランキング7位。
前回大会の女子シングルスでは銅メダルを獲得した。そして昨夏のパリ五輪でも女子シングルス銅メダルを獲得する活躍を見せたものの、その後は左腕を負傷して長期離脱。その痛みが残る中、今年1月の全日本選手権を制覇して今大会の出場権を手にした。
早田は今大会への意気込みとして「今年の世界選手権は諦めていた部分もあったので。本当に楽しむだけにしたいなと思っていて、結果にこだわらない」と語った。その理由として本調子ではない部分と更なる成長のため「新しい自分を模索しているところで、まだ暗いトンネルの中にいるような感覚」と述べた。
それでもこれまで培ってきた自分の才能を信じる部分もある。「あんまり結果を求めていない世界選手権は初めて。だからこそ何かが起きるかもしれない。自分の卓球人生で一番、心の底から楽しめそうな世界選手権」と語った。
結果にこだわらないことが吉と出るか。のびのびとプレイする早田がどこまで勝ち進むか、またどんなパフォーマンスを見せてくれるか注目だ。
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