因縁のあるONEに参戦する海人 (写真:本人インスタグラムより)
6月にも大事な試合を控える海人
2025年5月23日にタイ・ルンピニースタジアムで行われる『ONE Friday Fights 109』に、シュートボクシング(SB)世界スーパーウェルター級王者・海人の電撃参戦が決定した。
海人は3月23日にさいたまスーパーアリーナで開催された『ONE 172』でもマラット・グレゴリアンと対戦予定だったが、グレゴリアンの計量失敗が原因で試合中止となっていた。
その後、グレゴリアンとONEのチャトリ・シットヨートンCEOがキャッチウェイトでの交渉に合意しなかった海人を侮辱。チャトリCEOは会見で「もし大きい体重差だったら合意しないことに同意する。しかし今回のケースは300グラム。恐れをなしたから、逃げたんだと思う」、「彼はもっと小さいプロモーションで戦うべきだ」などと見当外れな批判を行った。
その後、チャトリCEOは発言を撤回し直接謝罪。それによってSBと海人とも和解し、今回の参戦決定となった。
ONEは当初、因縁のあるグレゴリアンとの試合を打診したものの、グレゴリアン側と調整がつかず、今回は代替選手として、モハメド・シアサラニと対戦することが決まった。
海人は6月22日にSHOOTOBOXINGの興行にてGLORY世界ライト級1位エンリコ・エール戦が決定しているが、昨年12月以降、試合間隔が空いているため今回の試合に志願。また自身のXには、当初ONEからグレゴリアン戦のオファーがあったことで即答したことも明かした。参戦への気持ちもその投稿でこのように綴っている。
「6月も試合があるのにと心配して下さりありがとうございます。5月 グレゴリアン選手とのオファーがあって 決着つけたいからすぐにやると返事しましたが 調整がつかず延期になって、その後 シアサラニ選手との再オファーがあって ONE championshipのファンの皆さんに僕の強さをみせたいと思いもあったので試合する事に決めました! グレゴリアン選手と再戦もすぐに決める言ってもらってるので 決着は必ずつけます。
海人の言葉通り、6月の試合に影響が出ないような圧倒的なパフォーマンスによる勝利を期待したい。