リヴァプール時代のマネとサラー Photo/Getty Images
あくまでプロフェッショナル
モハメド・サラーが、リヴァプール時代におけるサディオ・マネとの間に“緊張関係”が存在していたことを認めた。ただし、互いにリスペクトを持って接していたと強調している。
2016年に加入したマネと、2017年にローマから加入したサラーは、長らくリヴァプールの両翼を担う存在として君臨。2022年にマネがバイエルン・ミュンヘンへ移籍するまで、2人でチームを牽引してきた。
注目を集めたのは2019年のバーンリー戦での出来事。サラーがマネにパスを出さずに自らシュートを選択したことに、マネが激怒。交代後もベンチで怒りを露わにし、関係性に疑問が投げかけられた。
サラーはマネとの関係について『France Football』のインタビューで次のように語っている。
「サディオとの間に緊張があったのは確かだ。ただし、それがチームに悪影響を及ぼしたとは思わない」
「彼は競争相手だからね。ピッチ外ではそれほど親しい間柄ではなかったが、常にお互いを尊敬し合っていたよ」
2人はロベルト・フィルミーノと共に3トップを形成し、2020年のプレミアリーグ優勝にも大きく貢献。サラーは19ゴール10アシスト、マネは18ゴール7アシストを記録した。
また、サラーは“利己的”との周囲の声に対して、自身のアシスト数で反論している。「マネに最も多くのアシストをもたらした(18回)のは私だ。
今季もサラーの活躍は健在。4月のウェストハム戦ではルイス・ディアスへのアシストで1シーズン最多45ゴール関与記録(27ゴール18アシスト)を達成。トッテナム戦でも1得点を挙げ、リヴァプールを6シーズンぶり2度目のプレミアリーグ王者に導いた。
ピッチ上ではお互いをリスペクトして結果を残す。まさにプロフェッショナルだ。