この日も粘りの投球を見せた菅野 photo/Getty Images
チームは完封負け
ボルティモア・オリオールズの菅野智之投手が日本時間16日、本拠地で行われたミネソタ・ツインズ戦に先発。6回1/3を投げ6安打4失点で3敗目を喫した。
菅野はこの日、上々の立ち上がりを見せ、ツインズ打線を2回まで三者凡退に仕留める。しかし0-0のまま迎えた3回1死一塁から、9番ダショーン・カージー・ジュニアに右越えの先制2ランを浴びると、さらに1番バイロン・バクストンには初球の真ん中高めのシンカーを左中間スタンドに打ち込まれた。
ただその3失点後は立ち直り、6回までの3イニングを無失点に抑える。そして7回のマウンドにも上がると、1死から制球が甘くなり連打で1点を許し、ここで降板となった。 菅野は6回1/3、メジャー自己最多の103球を投げ、自己ワーストの4失点。チームも完封負けで3敗目がついた。
試合後にこの日の投球を振り返った菅野は、3回の投球について「何とか先制されないように気をつけていた。もったいなかった」と語ると、2本目の被本塁打については、「完全に失投だった」と悔やんだ。
また6回終了時点で93球を投げていた菅野。7回のマウンドも任されたことについては「何とか昨日ダブルヘッダーで中継ぎピッチャーもたくさん投げてたので、チームの助けになればと思った。あの回は投げきりたかった」と語った。
そんなオールドルーキーの奮闘にブランドン・ハイド監督は「3回以外は素晴らしかった。
とてもいい球を投げていた。彼は勝機を与えてくれる。敗因ではない。チームは相手のパドック投手に苦しみ、得点できなかった」と菅野の力投を擁護した。
編集部おすすめ