チェルシー時代のサラー photo/Getty Images
セリエAでのプレイを経てフィジカルモンスターに
今季プレミアリーグで28ゴール18アシストと圧巻の成績を残し、チームのリーグ制覇に大きく貢献したリヴァプールFWモハメド・サラー。
今でこそサラーはプレミアリーグのDF陣をねじ伏せるだけのパワーを備えているが、初めてプレミアリーグにやってきた頃は細身のウイングだった。
サラーは2014年にバーゼルからチェルシーへ移籍したが、チェルシーではポジションを獲得できなかった。その後フィオレンティーナ、ローマでのプレイを経て、2017年にリヴァプールの選手としてプレミアへ復帰。そこから大成功を収めるわけだが、サラーはチェルシー時代に経験したことが大きかったと当時を振り返っている。
「チェルシーに移籍した時が人生で最も重要な時期だったと言えるね。チェルシーで苦戦した時に、『これからどうするか。普通の選手でいるのか、それとも本当に優れた選手になりたいのか』と自問自答したんだ」
「初めて出場したゲームを覚えている。確かニューカッスル戦だったかな。サイドでボールを持った時に、相手にドンとタックルされたんだ。『あぁ、ここでどうやって生き残ればいいんだろう?』と思ったよ。それで学んだのは、フィジカルを強化しないといけないということ。もっとジムにも行かないといけない。もっとリカバリーしてゲームに適応しなきゃいけないと」(リヴァプール公式より)。
セリエAでサラーの肉体改造は完了し、リヴァプールでは1年目からプレミアで32ゴール10アシストと大爆発した。相手DFを背負ってボールをキープできるだけのパワーが身についており、サラーの変化に驚いたサッカーファンも多いはず。自慢のスピード、シュートセンス、そこにパワーも加わり、サラーはプレミアと世界を代表するアタッカーとなった。
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