バルセロナでプレイした時期もあるウムティティ photo/Getty Images
キャリアは怪我との戦いだ
2024年1月に行われたクープ・ドゥ・フランス6回戦のラシン・クラブ戦の出場を最後に、1年半ピッチから遠ざかっていたガラスのDFが戻ってきた。
この1年半膝の怪我で離脱が続いていたのは、フランスのリールに所属する元フランス代表DFサミュエル・ウムティティだ。
ウムティティといえば、2018年のワールドカップ優勝メンバーでもある。当時のフランス代表ではラファエル・ヴァランとセンターバックコンビを組み、フランスの優勝に大きく貢献。クラブの方ではバルセロナにも所属し、トップクラスのDFと評価されてきた。
しかしワールドカップ後は度重なる怪我に悩まされ、今季もその問題は続いていた。昨年1月に膝を痛めたところから手術を決断し、今季は1分もプレイ出来ていない。まだ31歳ではあるが、体がボロボロすぎることから現役引退の可能性も噂された。フランス代表で相棒だったヴァランも怪我の影響で現役を退いており、それにウムティティも続く可能性があったのだ。
まだ今後のことは分からないが、ひとまずウムティティは今月4日に行われたリーグ・アン第32節のマルセイユ戦でベンチ入りを果たした。続くブレスト戦もベンチには入っており、チームトレーニングにも復帰できている。今季の出場は難しいだろうが、ベンチに戻ったのは重要な一歩と言えるか。
クラブとの契約は今季限りとなっており、スペイン『SPORT』もウムティティのキャリアがどこへ行き着くか分からないと伝えている。再びサッカー選手としてピッチに立てるのか。
ウムティティの怪我との戦いは続いている。
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