バルサ時代のメッシ Photo/Getty Images
心に刻まれたゴール
リオネル・メッシが、自身のキャリアで最も印象的だったゴールとして、2009年のUEFAチャンピオンズリーグ決勝で決めたヘディングシュートを選出した。『A Goal in Life(人生のゴール)』と題された慈善プロジェクトの一環で語られたこの選択が、世界中のファンの反響を呼んでいる。
「他にももっと綺麗で価値のあるゴールはたくさんあった。でもチャンピオンズリーグ決勝でのマンチェスター・ユナイテッド戦のあのヘディングが、ずっと僕の中ではいつも一番お気に入りだった」と語ったメッシ。その一撃は2009年5月27日、ローマのスタディオ・オリンピコでの一戦。サミュエル・エトオの先制弾に続く追加点として、試合を決定づける2−0のゴールとなった。
このゴールは、21世紀のデータアートを牽引するアーティスト、レフィク・アナドル氏との共同制作によりアート作品として永遠に刻まれる。作品はメッシ本人も署名する形で完成し、名門クリスティーズでオークションにかけられる予定。収益はすべて慈善事業に寄付される。
インテル・マイアミCF財団が公開したキャンペーン映像は、名優モーガン・フリーマンのナレーションも話題を呼び、Instagramだけでわずか10日間で5000万回超の再生数を記録。他プラットフォームを含めると、世界中で爆発的な拡散を見せている。
あのローマの夜に決めたメッシのゴールは、15年の時を超えてなお人々の記憶に刻まれ続けている。