角田にとって厳しいレースとなったモナコGP Photo/Getty Images
悔しさにじむ
F1モナコGP決勝で、角田裕毅は予選12番手からスタートしたものの、最終的に17位でレースを終えた。難攻不落の市街地コースでオーバーテイクの機会は限られ、レース中の接触や戦略のズレも影響し、不完全燃焼に終わった。
角田は決勝序盤でピエール・ガスリーとの接触を受け、無線では「You see, idiots? What are you doing?(見ただろ、バカか? 彼は何をしてるんだ?)」と怒りをあらわに。レース後のインタビューでも悔しさをにじませた。
「衝突のダメージがあったかは分からないけど、まあ大丈夫だった。でもチームは戦略を組んでいたし、自分としては想定内の展開だった。P12からだと、できることは限られているし。だからもっと予選で上位に行くべきだった」
この日の角田はソフトタイヤで早めにピットインする戦略を取ったが、その後の展開で順位を上げることは叶わず。予選順位がレースを左右するモナコにおいて、角田が語った言葉が、モナコGPの難しさと無念さを物語っていた。