アーセナルで欠かせない選手となっているトーマス Photo/Getty Images
合意という事実はなし、争点は給与か
今季限りで契約が切れるアーセナルMFトーマス・パルティ。クラブは引き留める意向で、契約延長に向けて動いているという。
すでに双方が延長で合意しているという報道もあったが、アーセナルの事情に詳しいジャーナリストのチャールズ・ワッツ氏は自身のYouTubeチャンネル『Inside Arsenal』で、そのような事実はなく、交渉は難航が予想されると述べている。
トーマス側は現在の給与を維持したいと考えているが、クラブ側は怪我の多さ、年齢を考慮して減額をしたがっているようだ。双方ともに残留を望んではいるが、合意点を見つけなければならない状態だという。
アーセナルにやってきてから負傷がちになってしまったトーマスだが、出場すれば安定感のあるパフォーマンスを見せており、まさにチームのヘソといえる選手。獲得秒読みといわれるレアル・ソシエダMFマルティン・スビメンディはややタイプが異なる中盤の底のパサータイプだが、トーマスと併用することができれば強力な陣容となる。
トーマスの給与はチーム内でも高額だとされているが、ガブリエウ・マガリャンイスやウィリアム・サリバ、そしてブカヨ・サカと契約延長間近の選手は他にもおり、ベテラン選手たちの給与は抑えたいのがクラブの本音だろう。果たしてアーセナルはトーマスとの契約延長にこぎつけることができるか。