シェフィールドUを応援するファンたち。AIによる補強は少々複雑か photo/Getty Images
AIによる補強は3人目
『ChatGPT』などが広く認知され、一般的にも非常に身近なものとなってきたAI技術。
そして、AI技術をいち早く取り入れ、チームの補強をおこなっているのがチャンピオンシップに所属するシェフィールド・ユナイテッドだ。今季、あと一歩のところでプレミアリーグ昇格を逃したシェフィールドU。リベンジを果たすべく、早速来季へ向けた補強をおこなった。今夏第一号として獲得したのは、ブルガリアのボテフ・プロヴディフでプレイしていた20歳のナイジェリア人FWエヒヘ・ウカキである。
英『THE Sun』などによると、この選手はクラブの「AIデータ活用」により発掘されたようだ。昨季ブルガリアで公式戦37試合に出場し、7ゴールを記録しているものの、まだまだ未知数な部分が多い。そのため、同メディアは「天才か狂気か」や「このAIスカウトシステムは我々をステロイド投与したブライトンに変えるか、2030年までにリーグ2(英4部)に落とすかのどちらかだ」といったファンのコメントとともに「AI移籍モデルの一環としてブルガリアから無名のスターを獲得した」と伝えている。
シェフィールドUがAIを使って獲得した選手は、冬の移籍市場で獲得したクリスティアン・ヌワチュクウとジェファーソン・カセレスに続いて、これで3人目。ただ、上記の選手はいずれもここまでトップチームでの出場はない。はたして、ウカキはAIによる補強の成功例となるのか。