広がる賭博問題 photo/Getty Images
両選手の反省と贖罪の意思を強調
オンラインカジノで賭博をしたとして東京地方検察庁に書類送検され、不起訴となったオコエ瑠偉と増田大輝の今後について、巨人が声明を出した。
同球団はまず不起訴となったことに対し「オンラインカジノの利用を正直に申告した経緯について自首が認められたことや、本人たちが心から反省し、贖罪の意思を示しているなどを踏まえた結果と受け止めています」と記し「2名は今後、社会貢献活動などに積極的に取り組むことによって、改めて社会的責任を果たしてまいります。
オンラインカジノの問題をめぐってはオリックスの山岡泰輔が同様に書類送検され不起訴処分となり、その後、日本野球機構が各球団に対して、オンラインカジノを利用したことがある場合、自主的に名乗り出るよう呼びかけたところ、8球団で16人が賭博行為を行っていたことが判明していた。そして巨人ではオコエが22年7月と23年5月に、増田は24年10~11月にかけてオンラインカジノサイトへアクセスし賭博をした疑いで書類送検されていた。
野球界以外にも問題は広がっており、警視庁は今年4月、吉本興業所属のタレント6人を書類送検している。オンラインカジノは海外では合法的に運営されているが、日本国内からアクセスし賭博をすることは禁止されている。