インテルのハカン・チャルハノール photo/Getty Images
ガラタサライが獲得を熱望
現在のインテル・ミラノに関するニュースの中で最大の注目は、ハカン・チャルハノールの去就だろう。今夏の移籍市場での積極的な動きが目立つガラタサライはチャルハノールも補強候補としてリストアップしているとされ、ここ数カ月間で移籍に関する報道は日増しにヒートアップしている。
こうした中、インテルのジュゼッペ・マロッタ会長は現地メディアの取材に応じ、「真実ではない状況についてコメントしたくない。それは選手、そしてクラブへのリスペクトに反するからだ。空想上の話をしているのはマスメディアだけだ。彼に関するオファーは届いていないし、考慮したり返答を要するような問い合わせもない」とコメント。さらに以下のように続けた。
「我々は彼が7月23日のプレシーズントレーニング初日に参加すると見込んでいる。当然のことながら、他の選手達と同様に彼が『出て行きたい』と言ったことは一度もない」(ドイツメディア『Spox』より)
移籍の噂を完全否定したマロッタ会長だが、その一方で移籍市場に精通するトルコ人ジャーナリストのヤギス・サブンチュオグル氏は、インテルとガラタサライとの間でチャルハノールをめぐるクラブ間交渉が行われていたとソーシャルメディア『X』に投稿している。
同氏によれば、ガラタサライが移籍金として2000万ユーロ(約34億5000万円)を提示したのに対してインテルは3000万ユーロ(約51億7000万円)以上の移籍金を要求。この移籍金をめぐる隔たりが最後まで埋まらず、交渉は破談となったようだ。
この情報が事実であれば、マロッタ会長の言葉はガラタサライとの交渉決裂を隠すためのものかもしれない。