ラッシュフォードに“サンチョ方式”適用か ローン移籍にある条...の画像はこちら >>

移籍が近づくラッシュフォード Photo/Getty Images

バルサへのローン移籍が近づく

マンチェスター・ユナイテッドに所属するマーカス・ラッシュフォードが、バルセロナへのローン移籍で合意に達したようだ。ファブリツィオ・ロマーノ氏が報じており、同選手は2025-26シーズンを通じてカンプ・ノウでプレイする見通しとなっている。



ラッシュフォードは、昨年末に就任したルベン・アモリム監督と関係が悪化し、2024年末を境に構想外となった。その後、2024-25シーズン後半はアストン・ヴィラに期限付き移籍。今夏、背番号10を剥奪された上でファーストチームとは別メニュー調整が続いており、移籍希望をクラブ側に通達済みとされる。

ユナイテッドとバルセロナは、ローン移籍と併せて約4000万ポンドの来夏の完全移籍オプションを含む基本合意に達しているようだが、完全移籍は義務ではなく、実質的には「買取オプション」とされている。

この状況において、ユナイテッドが“違約金条項”を再び盛り込む可能性が取り沙汰されている。これは、昨夏にジェイドン・サンチョがチェルシーへローン移籍した際に導入された特殊な契約方式で、チェルシーは完全移籍を義務付けられた一方で、最終的に500万ポンドの支払いによって買い取りを回避。サンチョは現在ユナイテッドに戻っており、新たな移籍先を探している。

この前例に倣い、仮にバルセロナがラッシュフォードの買い取りを見送る場合、一定の違約金を支払う形でユナイテッドが損失を補填できるような条項が再び検討されている模様だ。ただし、同条項は選手の買取が義務でない場合には買い手にとって不利であるため、交渉の行方は不透明である。

報道によれば、バルセロナはローン期間中にラッシュフォードの週給31万5000ポンドを全額負担する見込みで、ラッシュフォードには現在も3年の契約期間が残されている。ユナイテッドは既にアントニーやガルナチョにも放出の可能性を示唆しており、大規模なスカッド再編が進行中である。

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