ドルトムントのジョーブ・ベリンガム photo/Getty Images
公式戦2試合連続ベンチスタート
ボルシア・ドルトムントのジョーブ・ベリンガムは、難しい時間を過ごしているようだ。今夏サンダーランドから5年契約でドルトムントに加入した同選手は、かつて同クラブに在籍していた兄ジュード・ベリンガムと同様の成長曲線と活躍が期待されていた。
しかし、先週末のブンデスリーガ第3節ハイデンハイム戦は65分から、16日(現地時間)に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第1節ユヴェントス戦は71分からの途中出場となり、公式戦では2試合続けて先発メンバーから外れている。このため、加入当初よりもチーム内での序列が低下しているのではないかとの指摘がある。
この序列低下は、指揮官であるニコ・コバチ監督のコメントからも窺える。同監督はユヴェントス戦でのベリンガムの起用法について以下のように語っている。
「先発メンバーに入っていないことは、彼の責任ではない。我々は良いチームであり、多くの優れた選手が在籍している。したがって競争はとても厳しい。全ての選手に出場時間を得るチャンスがある。今日、我々はハイデンハイム戦で勝った時のメンバーで行くと決めていた。つまり、経験のあるマルセル・ザビッツァーを起用することにしたということだ。リーグフェーズの初戦ではクオリティと経験が求められるからね」(ドイツ紙『Bild』より)
ドルトムントの次戦は、21日に予定されているブンデスリーガ第4節ヴォルフスブルク戦。この試合に出場し、得点に絡むなど目に見える結果を出すことがベリンガムにとって現状を打開するために必要不可欠となるだろう。