「選手たちは信じ続け、諦めずに最後まで戦った」ベンフィカ相手...の画像はこちら >>

決勝点を決めたカラバフMFカシュチュク Photo/Getty Images

ベンフィカに3−2で勝利

UEFAチャンピオンズリーグ・リーグフェーズにてアゼルバイジャン王者が歴史的勝利を挙げた。

チャンピオンズリーグ2次ラウンド、3次ラウンドと突破し、プレイオフではセルティックにPK戦の末勝利して17−18シーズン以来2度目の本戦出場を果たしたカラバフ。

16日に行われたリーグフェーズの初戦ではベンフィカと対戦し、前半6分、16分に失点するも、30分にMFレアンドロ・アンドラーデのゴールで1点を返し、48分にFWカミロ・ドゥランが決めて同点、さらに86分にMFオレクシー・カシュチュクが逆転弾を決めて3−2で勝利。ポルトガルの強豪相手に勝利を挙げた。

クラブとして、そしてアゼルバイジャンのチームとしてもCL本戦での勝利は初だという。チームを率いるグルバン・グルバノフ監督は試合後の会見で選手を賞賛。「まず最初に、選手たちに祝福を送りたい。彼らは素晴らしい試合で素晴らしい勝利を収めた。相手の方が優勢で負けてもおかしくない試合だった。試合序盤に2失点し、巻き返すのは簡単ではなかったが、それでも選手たちは信じ続け、諦めずに最後まで戦って1点を返し、結果勝利することができた」と選手たちを労った。

現地メディア『Azerisport』は「ファンタスティック・カラバフ」という見出しで「アゼルバイジャンのカラバフは、チャンピオンズリーグの初戦でサッカー界最大の番狂せの一つ、いや、最大のセンセーションを巻き起こした」と報道。「勝利は常に嬉しいものだ。評価の低いチームにとって、チャンピオンズリーグでの勝利、かつアウェイでの勝利は素晴らしいことだ。その上カラバフは単に勝利しただけでなく逆転劇まで演じた。
普段チャンピオンズリーグを見ている人にとってこのようなことは日常茶飯事なのかもしれないが、我々にとってはそうではない。ましてやクラブにとってこれが2回目のチャンピオンズリーグなのだから。まさに素晴らしい勝利でありこの流れを続けてほしいが、チームにプレッシャーをかけたり、CLで常に勝利を求める必要はまったくないということだけは忘れないでほしい。むしろ選手たちにサッカーを楽しんでもらうことで、新しい勝利はきっとまた訪れるだろう」と今回の結果を賞賛し、選手たちが世界最高峰の舞台での戦いを楽しむことが大事だと伝えた。

歴史的勝利を収めたカラバフは次節、10月1日にDF鈴木淳之介が所属するコペンハーゲンとホームで対戦する。

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