不利な面が多い今回のアジア4次予選 photo/Getty images
公平性の無い4次予選
6月に終了したW杯アジア3次予選(最終予選)だが、アジアの予選はまだ終わってはいない。
来月10月に始まるアジア4次予選。
3次予選では日本と同組だったインドネシア。予選では帰化選手を多く招集し、結果的に4位で4次予選に進出。悲願のワールドカップ初出場に向け、さらなる帰化選手の追加など、予選に向けて準備を進めている。
そんな中『CNN Indonesia』によれば、同国の4次予選の試合にクウェート人審判が割り当てられたという。これに対してインドネシアサッカー協会会長のエリック・トヒル氏が懸念を示し、中立性を求めるためにFIFAとAFCに抗議を申し立てたと報告。中東以外の国から審判を選ぶよう抗議の書簡を送付したという。
エリック・トヒル氏は会見で「我々は現在、オーストラリアや、日本、中国、ヨーロッパなどの、より多くの中立的な国や地域の審判を起用できるよう動いている。結果がどうなるか見守りたい」と表明。
今回の4次予選は色々と不平等な面が多いと批判の声が相次いでいる。特に一番大きいのがホスト国にカタールとサウジアラビアが選ばれたことだ。本来であれば中立国での開催が望ましいが、 AFCは突如ホスト国としてこの2カ国を選出。彼らにとっては事実上ホームゲームの試合になることから、残りの4カ国は公平性と透明性を求めていた。
また同メディアはアウェイサポーターの来場制限にも触れ、スタジアム総収容人数の8%しか割り当てられなかったことも指摘。その上で今回の審判問題もありエリック・トヒル会長は「我々にとって不利になる」と述べていた。