9月23日(火)の放送では、なかなか関東の生活に慣れずに悩んでいる生徒(リスナー)と電話をつなぎ、石原がアドバイスを送りました。
パーソナリティの石原慎也(Saucy Dog)
石原:生徒のみんなの普通を受け止めるSaucy LOCKS!のメイン授業、「普通にしんどい」!今ちょっとしんどいなと思ってる生徒と話をしていきます。まずは書き込みを紹介します。
<リスナーからのメッセージ>
今年、関西から埼玉へ引っ越してきたのですが、いろいろ慣れないことが多いです。
初めて埼玉で関東の方とお話ししたときに、マクドナルドのことを「マック」と言ったり、「そうなんだ」とあいづちを打ったりなど、標準語に驚きました。道が分からなくなって「マクドの隣ですか?」と駅員さんに聞いたとき、「はい、マックの隣です」と言い直されました。関東に慣れずに普通にしんどいです。関東に慣れるにはどうしたら良いと思いますか。(18歳)
石原:いや、なんか久々にこういう質問良いっすね。俺も関西にいたんでね、5、6年ぐらい。ちょっと気持ちはわかると思いますが。それではお話していきましょう!
――ここでリスナーと電話をつなぐ。
石原:もしもし!
リスナー:もしもし、ラジオネーム「上玉ガール」です。
石原:上玉ガールは、大学進学で埼玉に来たの?
リスナー:そうです。大学でずっと京都のほうに住んでました。小学校からずっと陸上漬けの日々で、もう地元にずっと残りたいって思ってたんでけど。将来スポーツチームとかでスポーツ栄養士として働きたくて、その夢を叶えるなら関東のほうが良いかなと思って、埼玉に行きました。
石原:めっちゃ良いと思うけどな! 関西弁は普通に。方言の感じめっちゃ良いと思うけどね。
リスナー:大学で関西出身なのは自分1人だけなので、すごい方言指摘されて、「くすぐったい」って関東の人は言わはるんですけど……「こしょばい」って。それで友達に怒られたのがすごい印象的で、なんかも標準語にすごい慣れなくて。
石原:そんな怒ることかな(笑)。「“くすぐったい”な!」って言われたの?
リスナー:はい。
石原:いや、怒ることかな? でも俺も、島根から大阪に進学したことがあんのね、専門学校のときに。関西弁の「なんとかやん?」のことを、「なんとかだがん?」って言うのよ、島根って。
リスナー:そうですね、自分も、方言はかわいいとか言ってもらえるんで、良いんですけど、電車とかがとにかく大変で。埼玉スタジアムに行ったときに、フリーマーケットに行ったんですけど、そこでおじちゃんと仲良くなって、るんるんで帰ってたんですよ。でも、スマホの充電がなくなっちゃって、帰り方が分かんなくなっちゃって……。行きと同じ行き先の電車があると思って乗って、そのまま寝てたらいつの間にか舞浜に着いてて。池袋とか新宿に行くと、待ち合わせに30分とかかかっちゃったりして。
石原:新宿は東京の人でも迷うよ。
リスナー:そうなんですか?
石原:京王新線、小田急線、山手線いっぱいあんの。線がありすぎて、俺も30分ぐらい普通にかかるかも。大丈夫よ、ほんと。
リスナー:なるほど。
石原:だから、慣れない楽しさ、充電切れてわからへんかったら冒険する楽しさ、みたいなのを持ち続けてたらずっと楽しいと思うけどな。ちなみに、逆に関東に来て良かったって思えることはある?
リスナー:良かったって思うことは、自分の地元が熊とか猪(の肉を)とか売ってるような、ほんとに山の麓で。カラオケとか(店まで行くのに)もう1時間かかっちゃったりしてて。
石原:カラオケに1時間!?
リスナー:今はもう5分くらいで着くし、物価も安くて。スーパー行って、もやし見たら、京都やったら安くて30円してたもやしが15円で買えて。
石原:それ安いな。東京でそんな安いとこあったっけ?
リスナー:いや、びっくりしました。マルエツってとこなんですけど。
石原:えー! マルエツとかって、15円とかでもやし買えんねや! お安いね、物価安いのか。
リスナー:あと、こっちの人は車もすごい止まってくれて、信号ない横断歩道でもすぐ止まってくれて、めっちゃ感動してます。
石原:そうだね。確かにそういうマナー守れてる人多いよね、こっちの人って。ちなみに、今「しんどいな」みたいなことってまだありそう?
リスナー:しんどいのは、ほんとに京都の雰囲気と関東の雰囲気が違くて、当たり前だった日常が全部違うから、全てのことに気疲れしちゃって。
石原:気疲れな。夜寝れれへんかったりするん?
リスナー:夜はほんとに寝れなくて、寝ずに学校行く日とかもあります。
石原:ホームシックは?
リスナー:いや、それはならないんですけど、こっから4年間、関東にいるのに、もうどうやって慣れていこうかなとか、すごい考えてしまって。
石原:慣れへんことが不安なんだ、なるほどな。ちなみに友達はいるん?
リスナー:友達は、一応います。
石原:あー! 良かった。友達とは、普段どういう話すんの?
リスナー:ライブの話とか。大学でも部活に入ってるので、部活の話とかいろんな話して、自分ん家に来てワイワイしたりして楽しんでます。
石原:めっちゃ良いやん。
リスナー:送ってます!
石原:良いな! でも、そう思ったら、ほんとに全然心配ないっていうか、不安だから寝られへんかったりとか、しんどいなって思うんやろうけど、不安にならないでも良いことでもあるなと思ってて。どうやったら心配じゃなくなるんかやな。都会に慣れるよりも、慣れない自分に慣れるっていうか、慣れない自分を認めてあげれる方が、良いような気もするな。なんか慣れてほしくないもん。
リスナー:地元の子にも言われます、慣れてないって。
石原:「魂売った」とか言われるもんな(笑)。
リスナー:「染まったら帰ってこんといてな」とか(笑)。
石原:おもろ! 友達おもろいな~。そうやな、そのままのほうが良いような気がする。上玉ガールは、俺が今この電話越しに聞く限りだと、ほんわかしてて柔らかい感じに思えてるんだけど、慣れていったらその感じも薄れてくるかもしれへんし、そのままの上玉ガールでいてほしいなと思いますけどね。自分らしく。ありがとうね! 話してくれて。
リスナー:はい、こちらこそありがとうございます。
石原:頑張ってね。
リスナー:ありがとうございます。
(通話を終えて……)
石原:上玉ガール、頑張ってほしいですね。でも俺、さっきも言ったけどね。慣れすぎると東京って面白くないと思う、あんまり。よく東京出身の人が「地元あんの良いな」って言ってくるんすよ。「いや、東京だって地元やん、自分の」って言うんだけど、またなんか違うらしいんですよ。「地元感がない」って東京の人も言うんですよ。だから、地元を忘れずに、東京に慣れすぎずにいてほしいなって思いますね。
<番組概要>
番組名:SCHOOL OF LOCK!
パーソナリティ:こもり校長(小森隼・GENERATIONS from EXILE TRIBE)、アンジー教頭(アンジェリーナ1/3・Gacharic Spin)
放送日時:月曜~木曜 22:00~23:55/金曜 22:00~22:55
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/lock/
番組公式X:@sol_info