貯金を増やしたい一心で節約に取り組んでいると、つい「あれもこれも」と出費を抑えたくなりますよね。一見素晴らしい取り組みのようにみえますが、この「がむしゃらに節約する行為」には大きな落とし穴があるのです。



知らないうちに、お金では手に入らないものを失ってしまった…なんてことにならないためにも、「やってはいけない節約」を知っておきましょう!



■間違った節約の事例



まずは普段の生活を振り返り、間違った節約をしていないかチェックしておきましょう。「もったいない」という気持ちを優先し、以下のような節約をした経験はありませんか?



自分磨きを諦める

知識やスキルを身につけるには、ある程度の出費も伴います。習いごと代や書籍代などが惜しく感じることもあるでしょう。



しかし、スキルアップは自分の可能性の拡大に繋がります。せっかくの伸びしろを、節約によって無駄にしてしまうかもしれません。



習いごとを1つだけ続ける、図書館で手に入らない書籍だけ購入するなど、ルールを設けてみるものもおすすめ。貯金のために自分磨き自体を諦めるのではなく、無駄だと感じる部分だけを抑えるようにしておきましょう。



プレゼント代をケチる

人への贈りものは、贈り主の品格を示しています。どうみても安物のプレゼントを受け取った相手は、「そういう人なんだ」「もうこの人とは距離を置こうかな」と悪い印象をもってしまうでしょう。



商品だけでなく、ご祝儀などの金額も同様です。人間関係に悪影響を与える可能性のある節約は、できるだけ避けておきましょう。



■「貯金」と「貯蓄」の違いを知ろう



ここまでに何度も登場した「貯金」という言葉ですが、「貯蓄」とは違った意味を持っているのをご存じでしょうか。総務省は、「貯蓄」に当てはまる項目を以下のように定めています。



ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金



・生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄



・社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄



ご覧のように、「貯蓄」には有価証券をはじめとするリスク資産も含まれています。「銀行口座に貯金をしているだけ」という方は、「貯蓄」という枠組みを意識し、お金に関する視野を広げてみましょう。



■お金を増やすステップとは



節約して貯めたお金が増えてきたら、貯金のペースをさらに上げていきましょう。すでに「節約」のステップを踏んでいるなら、「副業」と「投資」に取り組んでみてはいかがでしょうか。



収入が増えると、いま以上にお金を貯めていけるはず。とはいえ、すぐに昇格や昇給ができるとは限りませんよね。そこで、副業をして本業とは別の収入源を作ってしまいましょう。



自分のスキルを活かせるジャンルは何か、いまのレベルで通用するのか、ビジネスとして成り立つのかなどを考える過程も重要です。また、会社で副業が許可されているかの確認も忘れずにしておきましょう。



そして、ある程度のお金が貯まったら、投資や資産運用に挑戦する手もあります。リスクを踏まえたうえで、損失が出ても生活に影響しない金額内に抑えてくださいね。



■まとめ



これまでに培ってきた友人関係や信頼関係は、一度失うと簡単に取り戻すことができません。

軽い気持ちで行った節約が、取り返しのつかない結果を招く可能性もあるのです。節約をする際は、「この節約でどんな影響があるか」「失うものはないか」を踏まえたうえで取り組みましょう。




【ご参考】貯蓄とは
総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。



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