■<就活企業研究シリーズ>企業業績、従業員数、給与と最近の株価
シリーズでお伝えしている「就活企業研究シリーズ」。最新のデータを参考に、青山学院大学文学部の卒業生が就職する就職先人数が上位企業ランキング及びその上場企業1社についてピックアップをし、有価証券報告書( https://ssl4.eir-parts.net/doc/9201/yuho_pdf/S100FZC4/00.pdf )をもとに過去5年間の業績動向、従業員数、年間平均給与や最近1年間の株価動向について見ていきましょう。
■青山学院大学文学部の卒業生が就職する上位企業ランキング
青山学院大学が発表した2019年4月現在の同大学文学部を卒業した就職人数が3人以上の上位就職先は以下の通りです。
- 日本航空:12人(12人)
- 全日本空輸:8人(8人)
- JALスカイ:6人(6人)
- 日本郵便:6人(6人)
- 明治安田生命保険相互会社:6人(6人)
- 第一生命保険:5人(5人)
- 三菱UFJ銀行:5人(5人)
- あいおいニッセイ同和損害保険:4人(2人)
- ニトリ:4人(2人)
- 野村證券:4人(4人)
- 東日本旅客鉄道:4人(4人)
- 三井住友海上火災保険:4人(4人)
- プリンスホテル:3人(2人)
- AVAエアポートサービス:3人(3人)
- エノテカ:3人(2人)
- オリエンタルランド:3人(3人)
- ソフトバンク:3人(2人)
- 損害保険ジャパン日本興亜:3人(3人)
- 日本年金機構:3人(3人)
- 横浜銀行:3人(2人)
※カッコ内は女子で内数
■就職先企業の業績、従業員数、給与と最近の株価
さて、上位就職先企業の中から、特徴的な企業の業績動向や従業員数、給与とともに最近の株価を見ていきましょう。
日本航空
同社の過去5年の業績動向を見ていきましょう。投資家が注目する親会社株主に帰属する当期純利益は、2015年3月期は1490億円、2016年3月期は1744億円、2017年3月期は1641億円、2018年3月期は1354億円、2019年3月期は1508億円となっています。
では、同社の従業員数や給料はどうなっているのでしょうか。
連結の従業員数は3万4003人。また、単体の従業員数は999人で平均年間給与は827.5万円となっています。平均年齢は39.9歳です。
最後に同社の過去1年の株価動向について見てみましょう。
過去1年は、昨年夏には4000円を超えるなどしましたが、現在は3500円を割れる株価水準となっています(2019年7月現在)。
日本航空の過去1年の株価推移

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■まとめにかえて
ここでお示ししたランキングや企業が必ずしも学生の人気ランキング順というわけではありません。
積極的に採用する企業が結果として上位就職先企業となっている側面もあります。ただ、学生が就職を希望しないことには最終的には就職先にはなりません。
最後に、企業研究をする際には、今回参考したような有価証券報告書や決算説明会資料なども参考にするとよいでしょう。決算説明会資料はどの投資家にもわかるように説明がされていることも多く、学生にとっても有益な資料といえます。決算説明会資料はアニュアルレポートほど堅苦しくなく、事業ごとの業績が分かりやすい資料といえます。
【参考資料】
青山学院大学「青山学院大学 学部別就職決定者数 上位企業・団体(上位20社)」( http://cdn.aoyama.ac.2xx.jp/wp-content/uploads/2019/06/cp_data_2018-1.pdf )