■<就活企業研究シリーズ>企業業績、従業員数、給与と最近の株価
シリーズでお伝えしている「就活企業研究シリーズ」。最新のデータを参考に、東京理科大学の卒業生が就職する就職先人数が上位企業ランキング及びその上場企業1社についてピックアップをし、有価証券報告書( https://www.sony.co.jp/SonyInfo/IR/library/h30_q4.pdf )をもとに過去5年間の業績動向、従業員数、年間平均給与や最近1年間の株価動向について見ていきましょう。
■東京理科大学の卒業生が就職する上位企業ランキング
東京理科大学が発表した2019年5月現在の同大学を卒業した就職人数が13人以上の上位就職先は以下の通りです。
- 日本アイ・ビー・エム:28人
- ソニー:25人
- パナソニック:23人
- キヤノン:22人
- 富士通:20人
- 清水建設:19人
- NTTコミュニケーションズ:19人
- 東日本旅客鉄道:18人
- TIS:18人
- NTTデータ:17人
- ソフトバンク:17人
- アクセンチュア:17人
- SCSK:16人
- トヨタ自動車:15人
- 日立製作所:14人
- 三菱電機:14人
- 本田技研工業:14人
- 京セラ:14人
- KDDI:13人
※大学院生も含む
■就職先企業の業績、従業員数、給与と最近の株価
さて、上位就職先企業の中から、特徴的な企業の業績動向や従業員数、給与とともに最近の株価を見ていきましょう。
ソニー
同社の過去5年の業績動向を見ていきましょう。
投資家が注目する当社株主に帰属する当期純利益(損失)は、2015年3月期は△1259億円、2016年3月期は1477億円、2017年3月期は732億円、2018年3月期は4907億円、2019年3月期は9162億円となっています。
では、同社の従業員数や給料はどうなっているのでしょうか。
連結の従業員数は11万4400人。また、単体の従業員数は2519人で平均年間給与は1050.9万円となっています。平均年齢は42.4歳です。
最後に同社の過去1年の株価動向について見てみましょう。
過去1年は、昨年秋には6900円を超えるなどしましたが、現在は6000円を割れる株価水準となっています(2019年8月現在)。
ソニーの過去1年の株価推移

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■まとめにかえて
ここでお示ししたランキングや企業が必ずしも学生の人気ランキング順というわけではありません。
積極的に採用する企業が結果として上位就職先企業となっている側面もあります。ただ、学生が就職を希望しないことには最終的には就職先にはなりません。
最後に、企業研究をする際には、今回参考したような有価証券報告書や決算説明会資料なども参考にするとよいでしょう。決算説明会資料はどの投資家にもわかるように説明がされていることも多く、学生にとっても有益な資料といえます。決算説明会資料はアニュアルレポートほど堅苦しくなく、事業ごとの業績が分かりやすい資料といえます。
【参考資料】
東京理科大学「 主要就職先一覧」( https://www.tus.ac.jp/career/shuyou.html )