「会話」は良好な関係を気づくためにも大事なものです。夫婦でもとても大切なものですが、いつのまにか会話が少なくなってしまった、ということはありませんか?



夫婦間の会話が減ってしまう原因はさまざまですが、会話の機会が減少してしまうと夫婦の仲や子どもに影響が及んでしまうことも考えられます。

そこで今回は、夫婦間での会話についてまとめました。



■どうして会話が少なくなってしまうのか?



共働き夫婦の増加

近年、共働き夫婦が増加傾向にあり、顔をあわせる時間が減ってしまい、会話の機会が少なくなってしまったということがあります。



また、会話をする時間を少しだけ作れたとしても、将来のことや子どものことなどをじっくり考えて話し合いたいのに時間が足りず、不満が溜まっているということも。



子どもが生まれて家庭環境が変化する

家庭環境の変化が与える影響は、とても大きなものです。結婚当初は会話があったものの、子どもが生まれて生活リズムなどが変わったとき、いつの間にか夫婦間で話すことが少なくなってしまったという場合もあります。



また、子どもがいると会話の内容も変化し、そのことに対してお母さんとお父さんでずれが生じてしまうことも。



家事や仕事で疲れている

毎日掃除や洗濯、育児に仕事とさまざまなことをしていると、疲れが溜まってしまいますよね。夜になって会話の時間が取れそうでも、疲れていてすぐ寝てしまうことも。



また、共働きの場合は夜しかゆっくり時間が取れない場合もありますが、他の用事を済ませる時間になっており、まともに会話ができていないということも考えられます。



■夫婦間の会話が少なくなってしまったときの影響とは?



不安になったり関係がこじれる

夫婦間で会話が少なくなってしまうと、一方が不安を溜めてしまったり関心が薄れてしまったりすることがあります。



会話というのは、相手の考えや自分たちの未来を決めるうえで、とても大切なもの。会話をおろそかにしてしまうと、気づかないうちにじわじわと関係に亀裂が入っていってしまうこともありますよ。



■夫婦間での会話が少ない場合の子どもへの影響とは?



不安を感じてしまう

夫婦間の会話が少なくなってしまうと、夫婦の仲にだけではなく子どもにまで影響がでてしまう場合が考えられます。子どもが小さくともお母さんとお父さんの会話が全くないと、不安や寂しさを感じてしまうことも。



また、親の影響は大きく、そういった夫婦を見て育つと結婚にあまりいい感情を持てなくなってしまう可能性もあります。



■会話はあるもののすれ違ってしまう、なぜ?



会話はあるのになんだか寂しいエピソード

・会話をする時間はあり、その点は満足しているものの、子どもや仕事、将来など重要なことを話そうとすると「疲れているからそういう話は今度にしよう」と避けられてしまいます。あまり深く考えていないのかな?と思ってしまいます。大切なことだから真面目に話したいのに、きちんと考えてくれていないのではないかと不安になります。



・働いているため夜しかやりたいことができないことはわかっているけれど、「スマートフォン(スマホ)を操作しながら」や「本を読みながら」など、「〇〇ながら」という行為が気になります。相槌は打ってくれているけれど、本当に話を聞いて理解してくれているのか、疑問です。



話題に向きあう姿勢が大切

会話をする時間はあるものの、本当に話したい内容と実際に話した内容が異なると、じわじわとストレスが溜まってしまいますよね。ただ会話をすればいいというわけではなく、自分たちの将来などとても大切なことを話したいのに、避けられてしまっては不満も溜まってしまいます。



意見があわないと言いあいになってしまうこともありますが、いつまでも重要なことから目を背けていては満足のいく会話はできないでしょう。クールダウンを挟みながらでも夫婦双方が話題に向きあうように心がけるようにすることが大切です。



「〇〇ながら」の会話は満足できない

こちらが話しかけているのに相手が別のことをしていると、会話をしていてもイライラしたり不安になったりしてしまうもの。「〇〇ながら」の会話になってしまいそうなときは、相手に「〇〇ながら」の会話はやめてほしいと伝えてみることも重要です。



■夫婦間の会話を増やすコツや気をつけたいこととは?



相手に関心をもつ

一緒にいるから多くの会話をしなくても意思疎通ができていると思っていると、いつの間にか関係がこじれてしまうことも。相手の話す内容や趣味、表情や様子など、ちょっとしたことにも気をかけて会話につなげていくのもいいですね。



時間を確保する

家にはいるけれど、別々の場所にいてそれぞれが違うことをしていると、顔をあわせて会話はできません。同じ場所にいて、会話ができるように意識することが重要です。



話しかけられるのを待ってはいけない

会話をしたいけれど、こちらから声をかけるのはやめておこうと思っていると、なかなか会話はできません。相手から話しかけられるのを待つのではなく、ちょっとしたことでもいいので声をかけてみることも大事です。



■共働き夫婦の会話を増やす方法とは?



昼休みを利用してランチ

共働きだと、朝はバタバタと忙しく夜の限られた時間しか会話ができないということもありますよね。しかし、もっと会話の時間を増やしたいと思っている方も多いのではないでしょうか。



そこでおすすめなのが、一緒にランチを楽しむことです。職場が近場であれば場所を決め、昼休みに集まりランチを楽しみながら会話の時間を作れますよ。また、家で食事をとるのとはまた違った雰囲気になり、リフレッシュにもつながります。



LINEを使って会話の時間を増やす

共働きの場合、どうしても顔をあわせて話す時間を確保するのは難しいという家庭もありますよね。それでも、夫婦間の会話は大切にしたいもの。近年、スマホの普及によりLINEの利用率も高まっていて、なかなか顔をあわせる時間がなくてもLINEを使って手軽に会話できるようになりました。共働きで生活時間があわない場合でも、どこにいても簡単に会話ができるのはいいですね。



■夫婦間の会話を大切にして良好な関係を保とう



夫婦間の会話はとても重要なもので、相手を理解するためにも必要なものです。お互いどう思っているのか話しあうことで、相手の考えを理解したり共感したりできます。

近年は共働き夫婦も増えてきて結婚しても顔をあわせる機会が少ないなど、会話の場がないこともありますが、そういった場合はLINEなどを上手に活用して会話をするようにしましょう。



年始は夫婦で顔を合わせる時間が増えます。「会話」の内容や話し方・聞き方を意識しながら、有意義な夫婦の時間を過ごしてくださいね。





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