「自分は学歴もないし、大した職歴もないから...」そう考えて、就職や転職活動で自分の目標を下げて受かりやすそうな会社を選んでしまい、不完全燃焼のままずるずると働き続けていませんか。学生も、主婦も、会社員でも、より良い人生を送りたいという思いは一緒のはず。
たとえば、楽天の三木谷浩史社長はハーバード卒...などと聞くと、自身の学歴に引け目を感じてしまい、挑戦する勇気が出ないかもしれません。一方、高卒でZOZOTOWNを立ち上げた前澤友作氏のように、学歴に関係なく成功を収めている人物も存在します。
学歴や出自を今から変えることは困難ですが、行動を少し変えるだけで、幸せな人生を送ることは十分に可能です。どうやったら理想とする生活を手に入れることができるのか、今日からできる3つのステップをお話します。
■1. 理想の生活をイメージして、達成目標をつくる
自分の理想の生活が何かよく分からないという方は、やりたくないことリストを作り、それがない生活をイメージするというのも一つの手です。
満員電車に揺られた後で雨の中ずぶ濡れになりながら出勤する、長引く会議にイライラしながら保育園のお迎えの時間を気にする…など、些細なことでも、なくなることでストレスが減ることがあれば、書き出してみましょう。
■2.「MACの原則」をもとに、達成目標を作り直す
MACの原則とは、アイントホーフェン工科大学の研究チームが発表した、効果的なゴール設定方法で、以下の略になります。
M:Measuarable(メジャラブル) 理想の生活が数字として測定できるものにする
例:○月☓日までに海外に留学するという期限を設ける
A:Actionable(アクショナブル) 理想の生活にたどり着くまでのプロセスを書き出せる
例:必要な資金を得るためには今の生活をどう変化させればいいのか? たとえば語学学校へ行くのであれば、時間を確保するための具体的な行動を決める
C:Competent(コンピテント) 設定した理想の生活が、自分の価値観ときちんと合っている
例:海外へ留学することが、本当に自分の人生をよりよくするか考える
目標を設定する際は、この3つを軸に作ると、感情に左右される面と左右されない面をうまく使い分けることができ、比較的目標に到達しやすくなると言われています。
■3. ToDoリストを書き出し、1つだけ選び、真っ先にスケジュールに組み込む
達成目標ができたら、ToDoリストを書き出して、本当に大事だと思える1つの項目だけ選び出します。そして、集中して行動に移しましょう。
ここで大事なのは、それが終わるまで、他の残っている項目には手を付けないこと。やるべきことを実行する時間を先に取り、スケジュールに組み込みましょう。
クリーニングを取りに行く、ネットスーパーで買い物をする、などということは入れてはいけません。隙間時間でできることは、とりあえず予定に組み込まなくて大丈夫。
ToDoリストを作成する目的は、たった1つのやるべきことを明確にするためなのです。
■まとめにかえて
理想の生活を送るには、達成目標を立てて、目標を数字として測定できて、プロセスを書き出せて、価値観と合うものか確認し、本当に大事だと思える1つの項目だけを優先的にスケジュールに組み込むことが大切でした。
子供の体調変化などで予定が組みにくい子育て中の方は、自分が設定したスケジュールにかかる時間を倍にして見積もっておくと、スラック(余裕)が増え、イライラすることも減るので、おすすめです。
うまくいかない日もあるかと思いますが、偉大な発明家であるトーマス・エジソンの次のような言葉を思い出して、トライ&エラーを繰り返してみてくださいね。
「失敗なんかしていない。うまくいかない方法を700通り見つけただけだ」