上司に仕事を確認をしようとしたら、まだ仕事中なのに居眠りをしちゃってる!起こすべきか、そっとしておくべきか…。
オフィスでありそうな、そんなシチュエーション。
■第37話:いびきではない!







とある会社に勤務する中堅社員の主人公。ある日の業務時間中、書類の確認をお願いするために係長の席へ向かいました。ところが、係長は、いびきをかきながら爆睡中。起こすべきか、そっとしておくべきか…。
しかし、チェックをしてもらわないことには、仕事が全く進みません。意を決した主人公は、恐る恐る係長に声を掛けます。「すみません、係長。起きてもらえますか…?」
すると目を覚ました係長。開口一番「寝てないぞ!今のは、ほら、あれだ。何とかの呼吸法だ。今から全集中して仕事をするんだよ。」と主張しだします。
「全集中!! 仕事の呼吸、壱の型!」と唱えたかと思うと、おもむろに気を高めだす係長。そして最高潮に達したとき…。「タイムカード一閃!」という掛け声とともに、係長がタイムカードを機械に!その動きは、まさに水が流れるがごとく優雅で美しく、そして華麗。「なんてスタイリッシュなタイムカードの切り方なんだ。」と、思わず見とれてしまう主人公…。
「いや、その集中は、仕事のほうで活用しろよ…。」と、思わず、自分の妄想に突っ込んでしまう主人公。(妄想終了)
何にせよ、この場は係長の主張を認めたほうが面倒がない、と判断した主人公。「わかりました。ではこちらの書類の確認をお願いします。」と、何事もなかったかのようにふるまうことにしました。
するとそこへやってきた、後輩の新人女子。係長の背中にむかって「ああ、よかった。『呼吸法』なら大丈夫ですね。」と声をかけてきました。
病気と聞いて不安になったのか、係長が「何?詳しく教えてくれよ。」と新人女子のほうに身を乗り出してきました。すかさず「え?やっぱり寝てたんですか?」と驚いてみせる新人女子。「そんなわけないだろ!」と言いながらも、完全に目が泳いでいる係長は、「あ、いや。あれだ。ただの知的好奇心ってやつだ。」と、もうしどろもどろ。ああ、さすがに言い訳が苦しすぎる…。
このあとどうなったのかはさておき、業務時間中に居眠りをしてしまう上司や同僚に悩んている読者の中には、思わずニヤリとしてしまった方もいるのではないでしょうか。妄想シャイン、次回もどうぞお楽しみに。
【マンガ記事】妄想シャイン
入社3年目でようやくこなれてきたサラリーマンの主人公は、ストレスが溜まるとひたすら妄想しながら乗り切る、妄想社員。オフィスでよくある、ちょっとしたイライラやモヤモヤを、今日も妄想しながら乗り切ります。
前回のお話
- 第36話 仕事の効率( https://limo.media/articles/-/20414 )
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