ボーナス支給日、上司に「ぱーっと飲みに行こう」と提案された部下。「こういう時期ですので…。」と断わったところ、ムッとした上司が「付き合いが悪い!」と怒り出し…。
オフィスでありそうな、そんなシチュエーション。ご自分でも経験されたり、身近で起こって相談されたりした経験がある方もきっと多いはず。
■第38話:会社のため
とある会社に勤務する中堅社員の主人公。今日は待ちに待ったボーナス支給日。受け取った賞与明細片手に係長の前を通りかかったところ、「ボーナスも出たことだし、ぱーっと飲みに行かないか?」と誘われます。しかし、今は感染症流行の真っ只中。
すると、誘いを断られてむっとしたのか、係長が怒り出しました。「付き合い悪いなあ!何のためのボーナスだと思っているんだ。こういうのは、会社のために使うもんだろ。」
「使い道は自分で決めさせてくれ…。」と、主人公が心の中でつっこむと同時に、頭の中で、いつものごとく妄想スイッチが入ります…。
ボーナス支給日に賞与明細をのぞき込む主人公と係長。そこには、各社員への支給額とともに「貯金XX円」「交際費XX円」「自己投資XX円」…などという謎の項目がずらり。
そして自分の明細を見た係長は「しまった!飲み会に指定された金額分を使ってしまった!もう飲めないじゃないか。」と頭を抱えだします。一方の主人公は、ずらずらと書かれている支出予定の項目を見て「こっちは、貯金以外には使いたくなくて困ってますよ…。」と青くなり…。
途中まで想像したものの、「それは嫌すぎる。」と、思わず自分の妄想に突っ込んでしまう主人公。(妄想終了)
まあとりあえず、この場は適当に話を合わせておいて、後でまたあらためて断ろうと判断した主人公。「前向きに検討します。」と、いったん話を終わらせることにしました。
するとそこへやってきた、後輩の新人女子。係長は「君もどうだね?」と彼女を誘います。すると後輩女子、おもむろに「安心してください。会社のためには使いますよ。」とにっこり。「じゃあ、飲み会に君も来るんだね。」と係長が念を押すと、後輩女子の答えは、なんと「いえ、ボーナスでこの会社の株を買います。」
想像もしていなかった回答に、しばらく固まる係長でしたが、自分で「会社のために使え」といった手前、引くに引けない。「…たしかに会社のためだな。」と、渋々後輩女子の不参加を承知します。
後輩女子の解決方法はさておき、給料日やボーナス支給のタイミングで飲み会への参加を強要してくる上司や同僚に悩んている読者の中には、思わずニヤリとしてしまった方もいるのではないでしょうか。妄想シャイン、次回もどうぞお楽しみに。
【マンガ記事】妄想シャイン
入社3年目でようやくこなれてきたサラリーマンの主人公は、ストレスが溜まるとひたすら妄想しながら乗り切る、妄想社員。オフィスでよくある、ちょっとしたイライラやモヤモヤを、今日も妄想しながら乗り切ります。
前回のお話
- 第37話 いびきではない!( https://limo.media/articles/-/20794 )
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