■【東京株式市場】 2021年2月1日



ZOZOが大爆騰のストップ高! 日経平均株価は3日ぶり大幅反...の画像はこちら >>

■株式市場の振り返り-日経平均株価は3日ぶり大幅反発、終値でも再び28,000円台回復



2021年2月1日(月)の主要指標(カッコ内は前日終値比)



  • 日経平均株価 28,091円(+427円、+1.6%) 3日ぶり大幅反発
  • TOPIX 1,829.8(+21.0、+1.2%) 3日ぶり反発
  • 東証マザーズ株価指数 1,234.3(+25.3、+2.1%) 3日ぶり大幅反発

東証1部上場銘柄の概況



  • 値上がり銘柄数:1,336、値下がり銘柄数:769、変わらず:86
  • 値上がり業種数:27、値下がり業種数:6
  • 昨年来高値更新銘柄数:27、昨年来安値更新銘柄数:2

東証1部の出来高は11億4,553万株、売買代金は2兆5,118億円(概算)となり、いずれも先週末より減少しました。



決算発表以外には目立った材料に乏しい展開となりましたが、それでも閑散相場とはならず、売買代金は2兆5,000億円レベルを維持しました。



そのような中、日経平均株価は先週の大幅下落の反動もあり、3日ぶりの反発となりました。終値でも28,000円台を回復しています。



徐々にリスクオンの展開となり、終わってみれば久々の“寄り底”(始値がその日の安値)で引けました。取引時間中の高値は28,107円(+444円)、安値は27,649円(▲14円)となり、値幅(高値と安値の差)は約458円となっています。



なお、TOPIXも同じような値動きで3日ぶりの反発となりましたが、上昇率はやや低調に終わったようです。



■東証マザーズ株価指数は3日ぶり大幅反発、売買代金は再び2,000億円を下回る



東証マザーズの出来高は6,117万株、売買代金は1,421億円となり、いずれも先週末より減少しました。個人投資家の様子見スタンスが強まった結果、売買代金は194日連続で1,000億円を上回りましたが、再び2,000億円を割り込んでいます。



なお、株価指数は主力銘柄を中心に買い戻されて大幅反発となりました。終値で1,200ポイントを固めに入りつつあるようです。



■JCRファーマが急落で7日ぶりの反落、業績見通し上方修正のZOZOがストップ高



日経平均株価の上昇に寄与した上位3銘柄



  • ソフトバンクグループ(9984)
  • ファーストリテイリング(9983)
  • エムスリー(2413)

先週末に発表されたQ3累計決算、及び、それに伴う業績見通しの上昇修正を材料に急騰する銘柄が数多く見られました。



ハイテク株ではNEC(6701)が上方修正こそなかったものの、業績回復が評価されて+13%高に迫る爆騰で高値引けとなり、昨年来高値を更新しました。



また、ここ数カ月は注目度が下がっていた宅配株では、業績見通しを上方修正した日本通運(9062)が一時+11%高に迫る爆騰となっています。



さらに、小売り株ではZOZO(3092)が業績見通しの上方修正と新サイト開設を材料に、+17%超高の大爆騰でストップ高のまま引けたことが目を引きました。



日経平均株価の下落に寄与した下位3銘柄



  • TDK(6762)
  • 太陽誘電(6976)
  • 日立建機(6305)

先週末に発表されたQ3累計決算を受けて、好決算にもかかわらず当面の材料出尽くし感から急落する銘柄が散見されました。



特に、電子部品株の下落が目立ち、TDKが一時▲9%弱安へ急落し、村田製作所(6981)も一時▲6%超安へ急落しました。



また、アストラゼネカのワクチン原液の国内製造を請け負っていることにより、先週は爆騰が続いたJCRファーマ(4552)が一時▲10%弱安へ暴落するなど、終値では7日ぶりの反落となっています。



その他では、先週末に「20Gバイトで1,980円」という割安新料金プランを正式発表した楽天(4755)が軟調に推移しましたが、下落は限定的に止まりました。



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