株式投資をする上で、配当金や株主優待を目当てに買う株を考える人もいらっしゃるのではないでしょうか。



確かに、実際にお金が振り込まれたり、優待ギフトが送られてきたりすると、リターンを実感しやすいです。



しかし、株式投資には「株価の値上がり・値下がり」もリターンに大きく影響を与えます。



今回はしまむら(8227)について、「1年前に買った人の、株主優待・配当金・株価変動を含めた本当のリターン」を見ていきたいと思います。



それではまず、配当金について見ていきましょう。



■1. しまむらの配当金のリターンはいくらか



しまむらの株式を2021年4月16日の終値(11,240.0円)で買い、持ち続けたとすると、2022年2月期の中間配当、期末配当の計2回を受け取ることができます。



なお、配当基準日を迎えた時点でリターンが確定したとします。



しまむらの株主、この1年で本当はいくら得したのか(優待・配当・株価)

出所:株式会社しまむら「剰余金の配当に関するお知らせ」



しまむらの2022年2月期の中間配当は110円、期末配当は130円でした。



そのため、100株ベースの配当金のリターンは24,000円でした。



■2. しまむらの株主優待のリターンはいくらか



しまむらは毎年2月20日現在、100株以上所有の株主名簿記載の株主に、国内のしまむらグループで利用できる「株主お買物券」を進呈しています。



100株の場合、2,000円相当の買い物券となります。



そのため、優待のリターンは2,000円とします。



■3. しまむらの株主優待・配当金・株価変動を含めたトータル・リターンはいくらか



2021年4月16日の終値は11,240.0円で、2022年4月18日の終値は11,600.0円でした。



100株ベースの株価変動によるリターンは+36,000円でした。



配当金が24,000円、優待のリターンが2,000円ですので、トータル・リターンは+62,000円、+5.5%となりました。



■4. まとめにかえて



しまむらの株式のリターンは5%となりました。



どのように感じられたでしょうか。



株価や配当金の動向、優待の内容など、今後も注目です。



■参考資料



  • 株式会社しまむら IR情報( https://www.shimamura.gr.jp/ir/ )
  • 株式会社しまむら よくあるご質問・お問合せ( https://www.shimamura.gr.jp/faq/ )
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