本日のレンジ予測
[本日のドル/円]↑上値メドは109.04円↓下値メドは103.71円今朝の天気マークは「雨」
※天気の判定基準は記事末尾にあります
円高はこれから?
5日(木曜)のNY市場で、ダウ平均株価は一時1,100ドルを超える大幅下落となりました。FRBの緊急利下げは早くも効果がきれたようです。不安定な相場が続くなか(為替ウォーカーの天気マークもめまぐるしく変化しています)、今夜は米2月雇用統計が発表されます。
NY株価下落の原因は米景気悪化懸念だという指摘も増えているので、良い結果が出たら今夜は安心感の反発相場になるでしょう。しかし、原因の原因は新型コロナウイルスなので、こちらがおさまらないかぎりは、反発も長続きしないと思います。逆に悪ければ、FRB(米連邦準備制度理事会)は再利下げするしかないとの見方が強まり、円高がさらに進みやすくなります。今夜の雇用統計は注目です。詳しい解説については 「米雇用統計に新型コロナが感染していたら、FRBは今月再利下げか?」 をご覧ください。
毎ヨミ!FXトップニュース
05日のドル/円のNY市場終値は106.14円
04日の終値に比べ1.41円のドル安/円高だったので、今朝の天気マークは「雨」です。
今日の格言:
一夜一時を怠らば、百歳の間三万六千時を失う(吉田松陰)
各国・各通貨トピックス
新型肺炎:
上海市政府が日本からの渡航者を隔離
JALとANA、国内線を減便。新型コロナで需要減
アルマーニ 無人でのショー開催
ドル:
ブラード連銀総裁「追加利下げない、新型コロナ感染がよほど深刻にならない限り」
米地裁、ファーウェイの訴え棄却。政府調達からの排除は合憲
円:
日銀、105円超える円高にならない限り、緊急利下げの可能性低い
ユーロ:
ECB(欧州中央銀行)「マイナス金利の副作用を心配」
ECB「株式市場が政策の焦点であってはならない」
豪ドル:
第4四半期経済成長強かったが、森林火災と新型コロナ発生前の数字
カナダドル:
カナダ銀行0.5%利下げ「新型肺炎で景気見通しが不透明になった」
その他:
イタリアで「ハグ・キス禁止令」、新型コロナ感染予防
ローマ教皇が新型コロナの検査を受ける 結果は「陰性」
イギリスで日本の「カツカレー」が大人気
主要指標終値

本日の注目通貨
ドル/円:105円割れを目指して
5日(木曜)のドル/円は、レンジ入りかと思いきや、ぐいぐい円高が進みNY市場ではついに106円を割って、105.96円まで下落。2月20日の高値112.22円から1カ月もたたないうちに6円以上も動いたことになります。去年は1年かけて8円しか動かなかったので、相場にようやく活気が戻ってきてうれしい限りです。願わくば、このボラティリティがこれから先も続きますように。
112円まで急上昇した時のドル買いの大きな理由がM&A絡みのフローといわれていますが、そのM&Aがキャンセルになったことも、この日のドル売りを強めたようです。ドル/円は昨年9月4日以来の安値をつけて、次のターゲットである105.74円(昨年9月安値)を射程距離に捉えました。その下は104.45円(昨年8月安値)、そして104.01円(フラッシュクラッシュ安値)となります。


トレード前に必ずチェック!今日発表の重要指標!
6日:米雇用統計、カナダ雇用統計、米貿易収支 など

◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2018年は、「晴れ」80日、「雨」82日、「くもり」98日 でした。
また、2018年は延べで43.33円上昇、延べで46.41円下落。差引3.08円の円高(2017年末に比べて)でした。
(荒地 潤)