本日のレンジ予測
[本日のドル/円]↑上値メドは105.50円↓下値メドは104.15円今朝の天気マークは「晴れ」
※天気の判定基準は記事末尾にあります
ドル/円の年初来安値更新はあるか?
全般的なドル売りの流れのなかで、今週のドル/円相場は円高に動いています。21日(水曜)には9月21日以来の安値となる104.33円まで下落。22日(木曜)は104.48円で踏みとどまりましたが、高値も104.92円と105円には届かず。
この日発表された新規失業保険申請件数は78.7万件でした。これは予想(86.0万件)を上回る良い結果。また失業保険「継続」受給者数は837.3万人で予想より100万人以上も減少。数字を見る限り、米雇用市場が順調に回復しているようです。しかし、継続受給者が減った大きな理由は失業保険期間が終了したから。再雇用が増えているわけではないのです。
実際多くの米国企業は弱気で、雇用レベルを新型コロナ前の水準まで回復させるには約3年半、失われた売上収入を取り戻すには約4年半もかかるとの見通しを示しています。
感染流行が始まったときは、売上見通しを下方修正したものの、年末、遅くとも2021年初めには元通りになるという希望的観測もそれなりに多かった。ところがコロナウイルスに収束の兆しはなく、逆に第2波が襲来したことで、夏の終わりからは悲観ムードが急速に広がっています。
米国の雇用市場では、恒久的解雇者が増えています。
[動画で解説]「ドル/円、円高に動く! 来週104円割れか?」 もあわせてご覧ください。
毎ヨミ!FXトップニュース
22日のドル/円のNY市場終値は104.89円
前営業日の終値比+0.30円だったので、今朝の天気マークは「晴れ」です。
今日の格言:
歴史はわたしに好意的だろう。わたしが歴史を書くつもりだから。- ウインストン・チャーチル
各国・各通貨トピックス
新型コロナウイルス:
米国のワクチン配布、最速でも11月17日 トランプ大統領は非難
スペイン裁判所がマドリードのロックダウンを認めない判断 「保健省に権限ない」
ドル:
全米で2025年までに10万の小売店舗が消滅
第4四半期の消費は大幅に落ち込むおそれ 追加景気対策の遅れひびく
ペロシ米下院議長「景気対策の小出しはダメ 包括的プランが必要」
米大統領選:
バイデン候補、フロリダ州、ジョージア州で優勢
ユーロ:
ビルロワドガロー仏中銀総裁「ユーロの水準はインフレと金融政策にとって明らかに重要」
ポンド:
BOE(イングランド銀行)の経済見通しは「秩序ある離脱」を前提 下方修正の可能性も
中国人民元:
国慶節で観光収入が目覚ましい回復 ショッピングモールの出足90%回復
豪ドル:
2020年財政赤字は2,137億豪ドル 過去最悪
トルコリラ:
トルコ財務省、預金にかかる税金を15%から5%に減税
南アランド:
第2四半期失業率23.3% 予想より低い 労働参加率が低下
その他:
国慶節の大型連休で6億人が国内を大移動 「万里の長城」は隙間のない混雑
藻類を生地につくった未来の服、光合成によって二酸化炭素を吸収
トランプ氏、機密情報の核兵器システムをうっかり漏らす? 本のインタビュー
主要指標終値

本日の注目通貨
ドル/円:月末にかけてのレンジ予想:102.78円から107.88円
10月のドル/円のピボット(ブルベア判断の分かれ目)は105.33円。105.33円より上ならばドル買い優勢、105.33円より下ならばドル売り優勢。7月のNY終値は105.93円
下の表を見ると、上のレジスタンスは混雑して重い状況なのとは対照的に、下のサポートはスカスカです。次のターゲットは104.00円。その下は、今年の安値101.17円まで大きなサポートはありません。
なおトルコ中銀は、市場予想に反して政策金利を10.25%に据え置き。トルコリラ/円は史上最安値を再び更新して13.07円まで下落しました。
109.85円 : 06月 高値(06月05日)
109.21円 : 第3レジスタンス(HBO)
108.20円 : 2019年 平均値
108.16円 : 07月 高値 (07月01日)
108.09円 : 05月 高値 (05月19日)
107.88円 : 第2レジスタンス
107.05円 : 08月 高値 (08月13日)
106.70円 : 2020年 平均値
106.66円 : 第1レジスタンス
106.55円 : 2020年 09月 高値
106.11円 : 10月 高値 (10月07日)
105.33円 : ピボット
104.33円 : 2020年 10月 安値
104.11円 : 第1サポート
104.00円 : 2020年 09月 安値
102.78円 : 第2サポート
101.56円 : 第3サポート(LBO)
101.17円 : 2020年 安値(20年 03月09日)

[動画で解説]「ドル/円、円高に動く! 来週104円割れか?」 もあわせてご覧ください。
トレード前に必ずチェック!今週発表の重要指標!

[動画で解説]「ドル/円、円高に動く! 来週104円割れか?」 もあわせてご覧ください。
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2018年は、「晴れ」80日、「雨」82日、「くもり」98日 でした。
また、2018年は延べで43.33円上昇、延べで46.41円下落。差引3.08円の円高(2017年末に比べて)でした。
(荒地 潤)