ポイント投資と投資信託だけで100万円の利益を出す!という企画に挑戦中の、個人投資家・まつのすけさん。6月はメガテック・半導体投信が好調で、2カ月連続で+10万円超を達成し、100万円まであと7万円まで迫った! 6月の動きをじっくり聞いてみよう!


2カ月連続10万円増、AI・半導体がけん引!まつのすけのポイ...の画像はこちら >>

2025年6月末時点の保有額:93万3,792円

 6月は中東での戦争が迅速に収束したことから、株価は大局的に上昇しました。先月に引き続き、含み益は大幅増! 目標の100万円まであと7万円です。

しばらく上昇トレンドが続いていますが、7月上旬は株価が軟調なアノマリーがあるので、そろそろ一時的な調整が懸念されるため、このペースで追い上げできるかどうか、注意深くリバランスをしたいと思っています。


 また、日本株については7月第2週に、上場投資信託(ETF)による分配金捻出のための換金売りがあり、米国の関税の行方に懸念もあります。7月には参議院選挙がありますが、今回は結果と株価に波乱が生じる可能性があり、日本株には消極的です。


 個人的にはAI関連株の第二波が来ると想定しており、最先端テクノロジーに強みがある米国株を中心に据えています。


 S&P500種指数(S&P500)が5月と6月の両方で上昇すると、半年後は過去16回中15回上昇。平均+8.8%・中央値+8.7%であり、今年後半も期待できそうです。


 保有投資信託の6月の運用損益÷前月末残高の月間騰落率は+10.90%となり、 楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド の+4.71%を大幅に上回りました。


 連載開始からのトータルリターンは+166.00%で、 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) の+66.05%を大幅にアウトパフォームしています。


2025年6月末時点の、エリア別ポートフォリオを解説!

2カ月連続10万円増、AI・半導体がけん引!まつのすけのポイント投資&投資信託だけで、目指せ100万円!
2025年6月末時点のエリア別ポートフォリオ

 6月も米国株の投信(S&P500・NASDAQ100・FANG+連動投信)や、世界株の半導体株投信を購入しました。


 S&P500が2カ月で+20%以上だと、1年後は過去100%上昇。平均+30.8%・中央値+32.0%と絶好調で、今後1年間は期待できそうです。


 また、NASDAQ100が3カ月以内にマイナス20%をマークし、その後、史上最高値更新へと急速に回復すると、過去1年後は100%上昇しています。平均+40.47%であり、株価が急速に回復すると、以降も堅調な傾向です。


2025年6月末時点の、タイプ別ポートフォリオを解説!

2カ月連続10万円増、AI・半導体がけん引!まつのすけのポイント投資&投資信託だけで、目指せ100万円!
2025年6月末時点のタイプ別ポートフォリオ

 6月は米国のグロース株のウエートが高いグロース投信を主に購入しました。


 S&P500などの米国株が割高という意見は多いです。しかし、本質的にモメンタム指数であるS&P500は、AI・クラウド・モバイル・ネット革命の支配銘柄の割合が増えています。


 S&P500はダイナミックに組み入れ上位銘柄が変化しており、過去20年ではハイテク株・半導体株の比率が著しく上昇しました。株価収益率(PER)は過去より高くて当然だと考えています。


 なお、S&P500が約マイナス20%以上の下落相場の安値から+20%になりました。この場合、過去1年後は17回中16回上昇し、平均+18.9%の実績があり、今後1年間は期待できそうです。


2025年6月末時点の保有投資信託~騰落率ベスト10

 2025年6月1~30日までに、新たに購入した投資信託のうち、*騰落率ランキングをご紹介します。今月は下落が目立ったものの、プラスに転じている投資信託もあります! ぜひ何が上がって何が下がったのか、改めて確認していきましょう!


 NISA(ニーサ:少額投資非課税制度)成長投資枠で購入できるもの、NISAつみたて投資枠で購入できるもの、iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)で購入できるものに、それぞれマークを付けています。ご参考ください!


*騰落率:投資信託が、一定期間内にどれだけ値上がり・値下がりしたかを知るために、価格の変化率を計算したもの。


1位: iFreeレバレッジ FANG+

騰落率:15.70%


どんなファンド?:米国株のレバレッジ投信で、組み入れ銘柄は、ブロードコム(AIに強みがある半導体大手)、ネットフリックス、クラウドストライク(サイバーセキュリティ)、サービスナウ(クラウドソフトウエアなど)、エヌビディア、マイクロソフト、メタ・プラットフォームズ(フェイスブック・インスタグラムなど)、Amazon.com、アルファベット(Google・YouTubeなど)、アップルです。


まつのすけコメント:NYSE FANG+指数(配当込み、米ドルベース)の2倍程度の値動きを目指す投信で、為替ヘッジがあります。為替変動の影響は受けませんが、日米の短期金利差の分、コストが発生します。4~6月は絶好調で、S&P500を大きくアウトパフォームしました。クオリティ・グロース株への集中投資が可能で、ハイリスク・ハイリターンの傾向です。


2位: 楽天・プラス・SOXインデックス・ファンド(楽天・プラス・SOX)[NISA成長投資枠]

騰落率:14.75%


どんなファンド?:米国株のインデックス投信で、組み入れ上位銘柄はエヌビディア、ブロードコム、TSMC、AMD、ラムリサーチ、KLA、ASML、マイクロン、アプライド・マテリアルズ(いずれも半導体関連銘柄)です。


まつのすけコメント:米国上場の主要な半導体関連30銘柄で構成されている「SOXインデックス」に連動します。為替ヘッジはありません。個人的には2025~2026年にAI第二波が訪れるという相場感であり、その中では米国半導体株は有力だと考えています。


3位: 野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)[NISA成長投資枠]

騰落率:13.94%


どんなファンド?:世界株のアクティブ投信で、半導体関連の企業に投資する投信です(米国・台湾・欧州が中心)。組み入れ上位銘柄は、エヌビディア、ブロードコム、TSMC、ASML、マイクロン、クアルコム、KLA、MEDIATEK、ASM、テキサス・インスツルメンツです。


まつのすけコメント:国別配分は米国68.9%、台湾20.0%、オランダ9.3%、韓国1.2%であり、組み入れ銘柄数は24銘柄と厳選されています。ベンチマークはMSCI All Country World Semiconductors & Semiconductor Equipment指数(円換算ベース)で、エヌビディア、ブロードコム、TSMCの組み入れ比率が高い点に魅力を感じています。


4位: グローバル・フィンテック株式ファンド(1年決算型)[NISA成長投資枠]

騰落率:13.40%


どんなファンド?:世界株のアクティブ投信で、組み入れ上位銘柄は、ロビンフッド(2013年に米国で創業したフィンテック企業。ロビンフッドという投資アプリを提供)、ショッピファイ(ECプラットフォームを開発するIT大手)、コインベース(暗号資産のオンラインプラットフォームを開発・運営する企業)、パランティア・テクノロジーズ(テロ対策の捜査と作戦を支援するソフトウエアの構築、AIの活用に強み)、ロブロックス(無料で使用できるコミュニケーションプラットフォームの開発・提供)、トースト(レストラン業界向けのテクノロジープラットフォームの開発・提供)、メルカドリブレ(ウルグアイ本社の電子商取引ビジネス開発)、アディエン(グローバル決済プラットフォーム)、ブロック(コマースエコシステム開発)、Amazon.comです。


まつのすけコメント:今後の成長が期待されるフィンテック関連企業の株式を中心とする投資信託です。個別銘柄の選定では、ハイテク・イノベーションの女性投資家で有名なキャシー・ウッド氏のアーク社からの助言を基にポートフォリオを構築します。


 アークのETFからは資金流出が続いていますが、実はここ1年ほどはパフォーマンスが良く、皮肉にも多くの人が見放してから、好調が続く可能性があると考えています。


5位: 次世代通信関連 世界株式戦略ファンド(THE 5G)[NISA成長投資枠]

騰落率:11.65%


どんなファンド?:米国株のアクティブ投信で、組み入れ上位銘柄は、エヌビディア、Amazon.com、メタ・プラットフォームズ、TSMC、ブロードコム、アドバンテスト(日本の半導体テストメーカーで高い市場シェア)、TモバイルUS(米国の大手携帯電話会社)、クレド・テクノロジー(データセンター内の高速接続回線に強み)、セレスティカ(サーバー・回線機器に強みのカナダの受託製造サービス)、ロビンフッドです。


まつのすけコメント:通信技術の発展によって業績面で恩恵を受ける企業に投資する投資信託です。組み入れ上位銘柄のラインアップに魅力を感じて保有しています。


6位以下はこちら

6位: 楽天レバレッジNASDAQ-100(レバナス)

7位: イノベーション・インデックス・AI [NISAつみたて投資枠][NISA成長投資枠]

8位: ニッセイAI関連株式ファンド(為替ヘッジなし)(AI革命)[NISA成長投資枠]

9位: 米国IPOニューステージ・ファンド<為替ヘッジなし>(資産成長型)

10位: iTrust ロボ[NISA成長投資枠]

まつのすけ、今月の注目銘柄!

たわらノーロード インド株式NiftyMidcap50[NISA成長投資枠]

どんなファンド?:NiftyMidcap50指数(配当込み、円換算ベース)に連動する投信です。原則として為替ヘッジはありません。購入手数料は無料で、管理費用(含む信託報酬)は、年0.594%(税込)です。


まつのすけコメント:NiftyMidcap50指数は、インドの証券取引所に上場している中型株50銘柄で構成されています。Nifty50指数と比較すると、企業規模が小さいことから、今後の高成長を期待したい方にとって選択肢となり得ます。


 直近ではバーンスタインが、バリュエーションの割高感の修正、収益モメンタムの回復、マクロ要因の改善などを理由として、インドの中型株を格上げしました。


 足元では米国株の方が有力だと思いますが、将来的に米国株・米ドルがピークアウトする状況になった場合、インド株も有力なアセットクラスになると思われるので、継続的にウオッチしていきたい投資対象だと考えています。


まつのすけ、今月のがっかり

 6月は円高を予想していましたが、為替ヘッジありの選択肢がある投信で、ヘッジなしからありに切り替える決断はできず、パフォーマンスが低下したのが残念です。


 ただし、依然として日米には短期金利差があり、為替ヘッジをかけるとボディーブローのように基準価額にマイナスなので尻込みしてしまいます。


 なお、S&P500は50日移動平均が200日移動平均を上回る「ゴールデンクロス」(上昇トレンドが始まるサインと考えられるテクニカル分析の指標)寸前です。実現した場合の過去実績は3カ月後+5.9%(勝率は91%)です。


 また、S&P500がマイナス18%以下になってから、3カ月以内に史上最高値を更新すると、過去1年後は100%上昇・平均+21.71%となっており、今後も期待しています。


2025年6月のポイ活実績:4万5,307ポイント

2カ月連続10万円増、AI・半導体がけん引!まつのすけのポイント投資&投資信託だけで、目指せ100万円!
2025年6月のポイ活実績:4万5,307ポイント

 6月は日常のお買い物でも、 楽天ペイ を活用して、着実にポイントをためました。7~8月は抽選で 楽天ポイント全額還元のキャンペーン が開催されています。


 また、 楽天モバイル 契約者限定で、ファミリーマート、くら寿司、サンマルクカフェ、ドラッグセイムス、その他スーパー、飲食店、ドラッグストアなどの対象店舗で 楽天ポイント20倍キャンペーン も開催されています。


 楽天モバイルはSPUでポイント+4倍の特典もあり、街中・ネット通販の両方でお得な特典があるのがメリットです。


(まつのすけ)

編集部おすすめ