米国市場も日経平均もアゲアゲでイケイケだった9月! 投資信託にもその影響が広範囲に及んでいます。AIブームに全振りし、9万円超えの利益を出しました。
2025年9月時点の保有額:111万187円
9月は半導体株が好調となり、日経平均株価も堅調でした。9月は株価が下落しがちな月ですが、今年はプラスリターンとなりました。株価下落を予想して売って安く買い戻すのは難易度が高いので、勇気を持ってバイ&ホールドがおすすめです。
10月は株価がプラスの年が多い傾向ですが、下落する時は派手に下がる傾向がある月です。4月から長らく上昇が続いているので、そろそろ調整があってもおかしくありません。
ただし、依然として裁量で投資するタイプの機関投資家は、株式保有比率が低く、押し目買いの需要は依然として強い状況です。
S&P500種指数が5カ月間で+30%以上だと、過去1年後は100%上昇。平均+18.24%と堅調ですので、一時的な下落があっても、大局的には株価上昇が続くと考えています。
保有投資信託の9月の運用損益÷前月末残高の月間騰落率は+8.34%となり、ベンチマークの 楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド の+4.05%を大幅に上回りました。連載開始からのトータルリターンは+210.87%であり、 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) の+83.62%の約2.5倍です。
2025年9月末時点の保有銘柄ランキング1~3位+注目銘柄!
今後もしばらくはAIブームが続くことを想定しているため、ポートフォリオの中身は基本的に先月とほぼ同じです。非景気後退期に米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げすると、以降2年間S&P500は堅調な傾向にあるため、全世界株式も無難に堅調だろうと想定しています。
また、今月は9位に「 iFreeNEXT 全世界半導体株インデックス 」が浮上。

保有額1位: 野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資) 【NISA成長投資枠】
保有額:69万7,133円(前月比+6万3,800円)
どんなファンド?:世界株のアクティブ投信で、半導体関連の企業に投資する投信です(米国、台湾、欧州が中心)。
組み入れ上位銘柄は、エヌビディア、ブロードコム、TSMC、ASML、マイクロン、クアルコム(米国カリフォルニア州本社のモバイル通信技術メインのハイテク企業)、KLA(業界トップ5に入る米国の半導体関連企業)、メディアテック(台湾の半導体メーカー)、MPS(モノリシック・パワー・システムズ:半導体関連企業)、テキサス・インスツルメンツ(米テキサス州本社の半導体関連企業)です。
まつのすけチェック!:このファンドの国別配分は米国69.40%、台湾21.8%、オランダ7.3%、韓国1.2%であり、組み入れ銘柄数は24銘柄と厳選されています。
ベンチマークは、半導体関連産業の23の開発途上市場の株式から構成されている「MSCI All Country World Semiconductors & Semiconductor Equipment指数(円換算ベース)」で、エヌビディア、ブロードコム、TSMCの組み入れ比率が高い点に魅力を感じています。
保有額2位: iFreeNEXT FANG+インデックス 【NISAつみたて投資枠】【NISA成長投資枠】
保有額:19万7,976円(前月比+9,783円)
どんなファンド?:米国株のインデックス投信で、組み入れ銘柄は、エヌビディア、ブロードコム(AIに強みがある半導体大手)、アルファベット(Google・YouTubeなど)、マイクロソフト、Amazon.com、アップル、メタ・プラットフォームズ(フェイスブック・インスタグラムなど)、サービスナウ(クラウドソフトウエアなど)、ネットフリックス、クラウドストライク(サイバーセキュリティ)です。
まつのすけチェック!:米国の主要テクノロジー企業を中心に構成され、四半期ごとにリバランスされる「NYSE FANG+指数(配当込み、円ベース)」に連動する投信で、為替ヘッジはありません。円安になるとプラスになります。
個人的には勝者総取りのAI時代は、メガテックの優位性がまだ継続すると考えており、向こう2~3年は全世界株式やS&P500を上回ると考えています。ただし、値動きは荒いので、下落局面では下げ幅が激しい傾向の点は事前に覚悟しておきましょう。
保有額3位: 楽天・プラス・NASDAQ-100インデックス・ファンド(楽天・NASDAQ-100) 【NISA成長投資枠】
保有額:14万9,471円(前月比+7,429円)
どんなファンド?:米国株のインデックス投信で、組み入れ上位銘柄は、エヌビディア、マイクロソフト、アップル、アマゾン、ブロードコム、アルファベット(Google・YouTubeなど)、メタ・プラットフォームズ、ネットフリックス、テスラです。
まつのすけチェック!:NASDAQ-100(円換算ベース)に連動する投信で、為替ヘッジはありません。AI相場はもう少し続くと想定しており、S&P500よりしばらく有望と想定しています。AIバブル論が多いですが、NASDAQの予想株価収益率(PER)はITバブル期の約半分強であり、まだ懸念は不要と考えています。
【注目銘柄】
保有額9位: iFreeNEXT 全世界半導体株インデックス 【NISA成長投資枠】
保有額:1,616円(前月比+16円)
どんなファンド?:「NYSE FactSet 全世界半導体株インデックス(配当込み、円ベース)」に連動する投資信託です。原則として為替ヘッジはありません。管理費用(含む信託報酬)は、年0.495%(税込)です。
まつのすけチェック!:AI関連の半導体株のウエートが高く、AI革命で恩恵を受けられる期待が高いのが魅力的です。組み入れ上位銘柄は、エヌビディア34.7%、ブロードコム23.6%、TSMC15.4%、ASML5.0%、アナログ・デバイセズ2.0%、KLA1.9%、SKハイニックス1.8%です。日本株はアドバンテスト、ディスコなどが入っています。
まつのすけ、今月の売ったファンド、買ったファンド
売ったファンド: ニッセイ・S米国株式500インデックスファンド<購入・換金手数料なし> 【NISA成長投資枠】
売却額:300円
どんなファンド?:「Solactive GBS United States 500 インデックス(配当込み、円換算ベース)」に連動する投資信託です。S&P500とは異なる米国株500銘柄による指数です。
売った理由:2022年以降のNASDAQ100は、ITバブル時と似た株価推移となっており、個人的にはAIブームはあと2年ほど続くと想定しています。「当面はS&P500よりハイテク企業が有望」と考えて、「iFreeNEXT FANG+インデックス」にスイッチングしました。
買ったファンド: 楽天・欧州株式インデックス・ファンド(楽天・欧州株式) 【NISA成長投資枠】
売却額:100円
どんなファンド?:「MSCIヨーロッパ・インデックス(配当込み、円換算ベース)」に連動する投信です。原則として為替ヘッジはありません。購入手数料は無料で、管理費用(含む信託報酬)は、年0.308%(税込)です。
売った理由:個人的には欧州株よりも米国株・日本株の方に魅力を感じてきましたが、欧州株もエルメス、フェラーリなど、高いブランド力・価格競争力を持っている企業があります。欧州や中東の機関投資家が大々的に米国株から欧州株にシフトすることがあれば、相対的なパフォーマンスが今後もよい可能性はあるので、値動きをウオッチしようと少額保有しました。
国別構成比は英国19.9%、フランス14.5%、ドイツ13.6%、スイス12.5%、オランダ5.8%、スペイン4.8%、イタリア4.3%、スウェーデン4.1%、デンマーク2.7%、フィンランド1.4%です。
まつのすけ、今月のユニーク投信
今月の注目投信: 楽天・オールカントリー株式(除く日本)インデックス・ファンド(楽天・オールカントリー(除く日本)) 【NISAつみたて投資枠】【NISA成長投資枠】
どんなファンド?:「MSCIオール・カントリー・ワールド(除く日本)インデックス(配当込み、円換算ベース)」に連動する投資信託です。原則として為替ヘッジはありません。管理費用(含む信託報酬)は、年0.0561%(税込)と低コストです。
注目理由:日本株は個別株で運用しているけれど、外国株は投信で分散投資したい、という方におすすめの投資信託です。NISA(ニーサ:少額投資非課税制度)成長投資枠、NISAつみたて投資枠でも購入できるのも魅力。
組み入れ上位銘柄は、エヌビディア、マイクロソフト、アップル、アマゾン、メタ・プラットフォームズ、ブロードコム、アルファベット、テスラ、TSMCです。
まつのすけ、今月のがっかり
9月は株価の下落を警戒しており、先月の新規獲得ポイントを全て投資せず、下がったところでの購入を計画していました。しかし、「押し目待ちに押し目なし」という展開になってしまったのが残念です。
今年の1月は一般的に株価上昇の予想が多かったのですが、3~4月に大波乱となり、それ以降は大方の予想を裏切る右肩上がりになりました。今年はことごとく想像の斜め上を行く展開が続いています。
大局的にはあと1~2年は株価上昇が続くと考えており、基本はフルポジで行こうと考えています。
2025年9月のポイ活実績:8,835ポイント
ゲットしたポイントのうち、投資に使える通常ポイントは6,106ポイントでした!

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(まつのすけ)