A330-900neoは日本でも珍しいものではなくなりましたが……。

 ヨーロッパの航空機メーカー、エアバスは2020年10月29日(木)、中東のクウェート航空に、同社の最新鋭旅客機「A330-800neo」型機を納入したと発表しました。

A330-800neo型機が航空会社に納入されるのは、これが初めてとなります。

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クウェート航空のA330-800neo型機(画像:エアバス)。

 A330-800neo型機は、エアバスの双発複通路旅客機「A330neoシリーズ」のひとつです。「A330neoシリーズ」は2タイプがあり、売れ筋の大半を占めるのはA330-900neo型機。日本でもその姿を見かけることできます。こちらは260席から300席クラス(3クラスの場合)で、全長約63m、航続距離が約1万3300kmといったものです。

 対し、今回クウェート航空に納入されたA330-800neo型機は、客席数は235で、全長は約59m。先述の-900neo型と比べるとひと回り小さいものの、航続距離が約1万5000kmとより長い距離を飛ぶことができます。

 エアバスはこのA330-800neo型機について公式Twitterで「ポストコロナに適応させ運用するには理想的な飛行機」とコメント。クウェート航空では受領にあたり、議長や取締役、部門のトップなどが出迎えを実施しています。

【1分で見る】クウェート航空A330-800neoができるまで