成田×デルタはやっぱり良いカップリングですね…!
2020年3月、東京発着の路線を羽田空港へ移管することにともなって、成田空港から定期便を撤退させたアメリカのデルタ航空。同社の飛行機が成田空港のA滑走路に2020年12月12日(土)のお昼ごろ、着陸しています。
成田空港に着陸進入するデルタ航空機。エアバスA330-900neo、機番:N408DX(2020年12月12日、乗りものニュース編集部撮影)。
航空機追跡サイト「フライトレーダー24」によると、飛来してきたデルタ航空機(エアバスA330-900neo、機番:N408DX)は中部空港発。つまり、「成田空港にアメリカのデルタ航空機が日本の国内空港から飛んでくる」という、レアな運用となるわけですが、どういった理由からなのでしょうか。
成田空港内には、同社の整備施設「デルタ・テクニカル・オペレ―ションセンター」があります。ここではデルタ機の整備をはじめ、他社にもメンテナンス、リペア、オーバーホール(MRO)サービスを提供しているとのこと。
デルタ航空では、エアバスA350-900型機とエアバスA330-900neo型機の新機材納入にともなって、同施設で一部新機材のWi-Fiシステムインストールといった使用前整備を実施。ここで整備された飛行機は、ボーイング777型機の後継機として、ロサンゼルス~シドニー間などの大洋横断路線に使用される予定とのことです。
中部空港は、対象となったエアバス機の一部が成田で整備実施されるまで一時的な駐機場所として使用されていました。今回の飛来は、待機場所である中部空港から成田空港に、使用前整備のため飛来してきたものと見られます。