旧制服のCAさん、大人気でしたぞ!
当初は2月に実施予定だったもののJAL(日本航空)が2021年5月30日(日)、成田空港発着の遊覧チャータ-フライトを実施しました。ここで集まったのは、JALの旅コミュニティサイト「trico(トリコ)」の会員146名。
trico2周年記念チャーターフライトの様子(2021年5月30日、乗りものニュース編集部撮影)。
このサイトは2019年2月に「Discova(ディスカバ)」としてオープン。1周年を機に、サイト名を現在の「trico」に変更し、JALファン、旅行ファン同士がインターネット上で集い、交流を図る場となっています。つまり、普段はネット上で交流を深める会員たちが、同じ機に乗リ、空間をともにするという"公式オフ会”ともいえるものです。
この日の遊覧チャーター便では、国際線仕様のボーイング767-300型機(2クラス199席のJA618J。仕様はA44)が用いられます。機体こそ、近年の成田発着遊覧チャーターではスタンダードなものが使われたものの、このフライトの内容はJALの根強いファンが集うことから、それに合わせたカスタマイズがされていました。
機内には通常の乗員のほか、往年の制服を着用したJALのCA(客室乗務員)と767型の機長が乗り込みます。
ところどころに航空ファン歓喜の内容がチャーターフライトで披露された旧制服は3種類。スカイブルーのデザインが特徴の4代目(1967年~1970年)、膝上丈のミニスカートが特徴の5代目(1970年~1977年)、テレビドラマで放映されたことで広く知られることとなった6代目(1977年~1987年)です。

trico2周年記念チャーターフライトの様子(2021年5月30日、乗りものニュース編集部撮影)。
一方機長は、上空で30分程度のトークショーを実施。乗客から事前に募った質問について、機内でパイロットが機内放送で答えるスタイルのもので、担当するボーイング767のことやパイロットを目指したきっかけなどを答えました。
フライト時間は3時間半程度で、航路は成田から富士山上空などを経て高知県上空まで行き、そこから和歌山県串本市、三宅島上空を経て成田に戻ってくるといったものでした。また、国際線機内食の提供もあったほか、出発前と到着後には、JALグループのグランドハンドリングスタッフによる見送りダンスも披露されています。
実はこのチャーターフライト、trico会員の「チャーターフライトを飛ばしたい」という声をきっかけに企画・実現したのものとのことです。